青春18きっぷで福島へ行く・その1(常磐線・ひたちなか海浜鉄道)

青春18きっぷの季節になりました。春は特に旅行しやすい季節だし、今回は一度も行っていないところへ行こうと、ふと福島をぐるっと廻ってみよう!と思い立ちました。今まで北海道から沖縄まで日本各地をそこそこ廻ってきたのですが、東北だけは「旅行空白地」だったのです。東北をもっと知りたい、触れたいという思いで直感で目的地を選びました。

旅行記などを読んでいると、東北はいいところだという声をよく聞きました。せいぜい2日ぐらいの日程なので何か収穫があるかどうかは不安でしたが、行って見れば何もわかりません。目的は被災地の視察ではなく、あくまでも純粋な観光です。

ルートはとりあえずいくつか候補を考えましたが、当日の状況を見て変更できるように最初からあまりカチッと決めないことにしました。とりあえず1日目は、常磐線の上野駅からいわき駅までが目標ルートです。

前回の旅行では青春18きっぷだけを使うという縛りをつけましたが、今回はそういうルールは設けず、場合によってはバスや私鉄など他の交通機関も利用することに決めました。2012年3月18日の朝、いよいよ出発です。

常磐線(上野⇒勝田)

上野駅

上野駅公園口

スタート地点の上野駅を目指します。この上野駅にたどりつくまでが結構大変でした。日曜日の朝ということもあってか、横浜線と京浜東北線はかなりの混雑度。1日目の移動で一番疲れたかもしれません。上野駅の券売機でSUICAにグリーン券(750円)を記録し、12:12発の常磐線勝田行き普通列車のグリーン車2階部分に乗り込みます。

常磐線普通列車

帯のブルーが印象的。

意外と知られていないかもしれませんが、普通列車のグリーン車自由席は青春18きっぷでも乗車できるんです。グリーン車に乗る場合は、グリーン券購入済みのSUICAを天井にある読み取り部分にかざせば、車内検札は終了です。グリーン車のちょっとだけグレードが上がった感じが何となく心地良くて、好んで乗ることにしています。

常磐線グリーン車車内

驚いたことに、グリーン車の車内はガラガラ。乗車していたのは2、3人だったでしょうか。車内は不気味なほど静かでした。結局松戸駅で数人乗ってきたぐらいで、終点の勝田駅までほとんど人は乗って来なかったです。ここからは、読んでくださる方が少しでも追体験できるように、車窓の雰囲気などについて少し書いていきます。

天気は今にも雨が降り出しそうな曇り。上野駅を出て少し過ぎた頃、東京スカイツリーの先端部分が姿を表しました。まるで中空に聳え立つ城のように見えました。柏駅を過ぎたところで車窓の雰囲気が少し牧歌的に。しかしまだまだ都会といった感じです。取手駅を過ぎた辺りで、車窓のさらに風景はさらに牧歌的に。そして土浦駅辺りからは、いかにも関東平野という感じの起伏のほとんどない平原が延々と続きます。

常磐線茨城県沿線の風景

常磐線の車窓から見える茨城県内の風景

そうこうしているうちに雨が降り出しました。

高浜駅

雨に濡れる高浜駅。

水戸駅に近づいた頃、車窓の風景が少し都会的になりました。雨は断続的に強くなったり弱くなったりを繰り返してました。

偕楽園駅

臨時駅・偕楽園駅のホーム。水戸梅まつりの開催中でした。

そして勝田駅に到着です。約2時間20分のグリーン車はとても快適でした。

勝田駅前の様子

勝田駅前の様子。勝田駅は綺麗な駅でした。

この常磐線・上野〜勝田間で面白かったことが2つあります。
1. 駅のホームで写真撮影用のカメラ機材を持った人がとても多い
おそらく鉄道写真を撮る人たちだと思われます。常磐線だけが特別に多いのかはわかりません。千葉県内の駅で特に多かった気がします。

2. 趣向を凝らした発車メロディーが多い
趣向を凝らした発車メロディーが多いのは常磐線だけじゃないかもしれませんが、独特の発車メロディーが多かったです。北千住駅、土浦駅、牛久駅、神立駅、水戸駅の発車メロディーが特に印象に残りました。

ひたちなか海浜鉄道(勝田〜那珂湊)

ひたちなか海浜鉄道

ひたちなか海浜鉄道

まだ時間に余裕があったので、勝田駅でひたちなか海浜鉄道に乗り換えることに。有名な駅猫のおさむ君に会いたかったのもひたちなか海浜鉄道に乗る動機の一つでした。いったん勝田駅の改札を出ましたが、出なくても乗れます。

列車は3両編成でした。最初ツアー用貸切列車の車両に乗りこんでしまい、乗っていた方が教えてくれました。客車の1両は古めかしいロングシート車両。乗客は地元の方がほとんどだったように思います。発車したひたちなか海浜鉄道の列車は、広大な平原の中をひたすら進みます。駅のホームに目をやると、象形文字のような駅名票がユニークでした。

那珂湊駅

おさむ君に会えることを祈りつつ、那珂湊駅で下車。おさむ君、案の定というかやはり寝ていました。赤ちゃんのようにベッドにくるまって眠るおさむ君、後ろ姿しか見えませんでしたが可愛かったです。寝ていたのは残念だったけど、会えたので良しとしましょう。

おさむ

スヤスヤと寝ているおさむ君。

おさむ紹介

那珂湊駅の小さな駅舎内では、「なごり雪」など昔のフォークソングをギター演奏している方がいました。何という自由な駅なんでしょうか。駅周辺の散歩をしたかったのですが、雨がそこそこ強かったのであきらめることに。帰りの列車を30分ほど待って、勝田駅に戻る列車に乗り込みました。またひたちなか海浜鉄道に乗って、おさむ君にもう一度会いたいです。

勝田駅でまだ時間があったので、いったん水戸駅に戻ることに。運転本数の少ない路線では、こうやっていったん前の駅に戻ることがよくあります。

常磐線(水戸⇒いわき)

水戸駅で16:28発の普通列車いわき行きに乗り換えです。車両はロングシート。車内はやはり空いていました。雨模様が強くなり、あまり外の様子はあまり確認できませんでしたが、日立駅付近で車窓から海が見えました。

常磐線の海

常磐線の車内から見える海

もう日暮れも近づき、外もかなり暗くなりました。車内も人がまばらでした。

勿来駅

勿来(なこそ)駅

ロングシートに揺られること1時間30分、1日目の目的地であるいわき駅に到着です。

いわき駅

グリーン車の移動が長かったせいか、あまり疲れなかったのが幸いでした。水戸駅で購入した昔おにぎり弁当と、いわき駅で購入したままどおるを食べて、ホテルで休息。1日目が終了です。続きの記事はこちらです。

昔おにぎり弁当

昔おにぎり弁当

ままどおる

ままどおる

今回の記事で行った場所を地図と番号で示しました。
(1⇒上野駅・2⇒勝田駅・3⇒那珂湊駅・4⇒いわき駅)


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