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青春18きっぷで関東〜名古屋を一周・東海道本線編

2011年の暮れも押し迫った頃です。手元にあるのはヤフオクで入手した青春18きっぷの残り3回分。

青春18きっぷをどう使うかいろいろ思い悩んだ末、実家への帰省も兼ねて関東〜名古屋をぐるっと一周してみることにしました。

行きと帰りが同じルートではあまり面白くないので、1日目の行きは東海道本線経由、2日目の帰りは中央本線経由というルートを選択しました。

以下の地図にルート上の主な駅を番号付きのマーカーで表示してみました。どんな感じで行くのかが大体わかってもらえるのではないかと思います。

スタート地点は神奈川県相模原市の橋本駅、折り返し地点は名古屋駅です。

そして何となく縛りがないと面白くないので、以下のような自分ルールを決めました。

  • 全区間で必ず青春18きっぷを使う
  • 青春18きっぷと併用できるきっぷ等は利用してもいい

こんな感じでルールと言っても大したものではないですが、何となく旅に緊張感が出てくるから不思議です。

鈍行列車での旅はある程度慣れてはいますが、長距離は久しぶりでした。以前にも一度東海道本線で同じような区間を行ったことはありますが、その時は途中一部区間で新幹線を使いました。

寒い時期だし体力面が心配でしたが、まあそれほど大変な距離でもないので大丈夫だろうと、気力を奮い起こして出発です。

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橋本〜茅ヶ崎

午前11時頃、橋本駅から出発です。本当はもっと朝早く出たかったのですが、諸事情でこんな時間になってしまいました。

今回の移動で気をつけたのはどこかで風邪をもらってこないこと。風邪をひいたら今後のすべての旅程に影響してくるからです。

少し多めに衣類を羽織って行くぐらいのことぐらいしかできることはなかったのですが、防寒対策はかなり気を使いました。

橋本から茅ヶ崎までは神奈川県を南北に縦断する相模線で移動です。相模線はロングシートなので、距離の割に結構長く感じます。

相模線の車窓からは山々が見え、都心から近い割にはいい感じの車窓風景です。ちなみに相模線のドアの開閉はボタン式でした。

茅ヶ崎〜熱海

茅ヶ崎駅からいよいよ東海道本線に突入です。茅ヶ崎駅で熱海行き普通列車グリーン車に乗ることにしました。

あまり知られていないかもしれませんが、別途グリーン券を購入すれば、青春18きっぷで普通列車のグリーン車にも乗車できるんです。

茅ヶ崎駅で一旦下車、券売機で550円のグリーン券を購入し、二階建てグリーン車の二階に乗り込みました。年末だったのですが、混雑度はそれほどでもなく楽に座席を確保できました。

写真の上の部分はSuicaを読み取る部分で、グリーン券の車内検札をSuicaで済ますことができるようになっています。

熱海行き普通列車グリーン車

熱海行き普通列車グリーン車

茅ヶ崎〜熱海でおすすめの景色は、特に早川〜根府川(ねぶかわ)辺りの相模湾に沿って走る区間です。この区間に差し掛かると、相模湾のブルーの水面が車窓に現れます。

相模湾

相模湾

根府川駅で少し停車です。この太陽に照り映える海を見ただけでも、普通列車に乗って良かったとしみじみ思いました。

根府川駅

根府川駅

新幹線だとトンネルに入ってしまうので、海は見ることができなかったと思います。海が好きなので、見ているだけで癒されます。

JR熱海駅

JR熱海駅

グリーン車はかなり快適なのですが、いかんせん熱海より先に行ってくれないことが残念です。ということで熱海駅で普通列車グリーン車を下車しました。

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熱海〜豊橋

この区間は言わずと知れた東海道本線の「難所」です。

何が難所かというと知っている人は知っていると思いますが改めて説明すると、運転本数が減る、車両数が少ない、など青春18きっぷで移動するのは色々と大変なのです。

また、この区間の車両は基本的にロングシートなので、疲れが他の車両とは違ってきます。

今回は自分でルールを決めていたのでしょうがないですが、予算が許す限り新幹線などを使ってワープしたほうがいいでしょう。

時間も短縮できるというのもありますが、疲れを軽減できるのが新幹線を使うメリットです。熱海〜豊橋の全区間で新幹線に乗らなくても、静岡〜浜松とか、浜松〜豊橋など、一部の区間だけでも新幹線に乗ることもできます。

熱海駅で下車して少し食料を確保し、島田行きの普通列車に乗り込みました。年末でしたが、それほどの混雑度ではなかったので座席は確保できました。

途中富士山が見たくなり、富士駅で下車することに。

富士駅前商店街からの富士山

富士駅前商店街からの富士山

富士駅前の商店街から撮りました。あいにく全貌は見えなかったのですが、富士山を少しだけでも見られたことに満足です。

富士駅から浜松行きの普通列車に再び乗車です。ここからは浜松駅まで約2時間とかなりの長丁場です。

混雑度はそれほどでもないので座ることができたのですが、各駅停車で人の出入りも結構激しく疲れもピークに。ひたすら読書をしながら2時間耐えました。

そしてようやく浜松駅に到着し、豊橋行きの普通列車に再び乗り換え。豊橋行きの普通列車は混雑が結構激しく、ついに立って行くことに。

ある程度わかってはいたことですが、やはりこの区間は相当体力を消耗します。もう日もすっかり暮れた頃に豊橋駅に到着です。

豊橋〜名古屋

豊橋でようやくロングシート以外の列車に乗ることができました。豊橋からはかなりの数の快速列車(新快速・特別快速)が走っているので、格段に楽になります。車内はほとんどガラガラだったので、楽に座席を確保できました。

特別快速(豊橋〜名古屋)の座席

特別快速(豊橋〜名古屋)の座席

このシートはグリーン車ほどではないですが、かなり快適で疲れを癒してくれました。

19時を廻ってもうすっかり日も暮れていたので、もちろん景色を楽しむことはできません。1時間ほど走り、終点名古屋駅に到着しました!ということで1日目は終了です。

復路は中央本線経由なのでちょっと不安ですが、東海道本線とはどう違うのか楽しみです。

続きはこちら→青春18きっぷで関東〜名古屋を一周・中央本線編

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