
山陽新幹線N700系
目次
『スーパー早特きっぷ』は、JR西日本とJR九州が発売している新幹線(特急列車)の割引きっぷです。
以下では、『スーパー早特きっぷ』の詳しい内容についてまとめました。
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『スーパー早特きっぷ』の主な特徴
新幹線(特急列車)の片道割引きっぷ
端的に言うと、『スーパー早特きっぷ』は新幹線(特急列車)の片道きっぷです。
区間は近畿地方・中国地方と九州を結ぶ区間に設定されています。本州方面発と九州方面発の両方向で利用可能です。
設定区間は以下の通りです。
- 新大阪・新神戸〜小倉・博多・熊本・鹿児島中央・長崎・佐世保・大分
- 岡山〜熊本・鹿児島中央
- 広島〜熊本・鹿児島中央
新幹線は『のぞみ』『みずほ』『さくら』の普通車指定席に乗車可能(席数は限定)です。
新大阪・神戸〜長崎・佐世保や新大阪・新神戸〜大分間などの区間については、新幹線と特急列車を乗り継ぐ形になります。
インターネット予約限定
『スーパー早特きっぷ』は、インターネット予約限定のきっぷです。JR西日本のインターネット予約サイト『e5489』、または『JR九州インターネット列車予約』で予約・購入します。
e5489でのきっぷ購入にはJ-WESTネット会員への会員登録、JR九州インターネット列車予約でのきっぷ購入にはJR九州Web会員への登録が必要です。いずれも会員登録は無料です。
乗車日の「14日前」までに予約が必要
『スーパー早特きっぷ』は、早期の予約が必要な『早特』タイプのきっぷです。乗車日の「14日前」23時までに予約する必要があります。
決済にクレジットカードが必要
決済にはクレジットカードが必要です。使用するクレジットカードは手持ちのクレジットカードを利用できます。
なお、JR西日本のクレジットカードである『J-WESTカード』限定ではありません。
1名からでも購入可能
JR西日本のきっぷに多い「2名以上での旅行に限り」という条件はありません。1名からでも購入可能です。
『スーパー早特きっぷ』の発売期間・利用期間
発売期間
2020年9月16日(水)まで
利用期間
2020年9月30日(水)まで
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『スーパー早特きっぷ』の価格
以下の表は、おとな用の価格です。こども用(おとな用の半額)の設定もあります。
参考として、正規の運賃・料金との割引率も計算してみました。大人1名が、通常期に各区間を新幹線(特急列車)の普通車指定席に乗車するという条件です。
新幹線は『のぞみ』または『みずほ』を利用するとします。また、博多〜長崎間は特急『かもめ』、博多〜佐世保間は特急『みどり』、小倉〜大分間は特急『ソニック』を利用するものとします。
区間 | スーパー早特きっぷ | 正規の運賃・料金 | 割引率 |
---|---|---|---|
新大阪〜小倉 | 10,480円 | 14,720円 | 28.8% |
新大阪〜博多 | 10,480円 | 15,600円 | 32.8% |
新神戸〜小倉 | 10,470円 | 14,390円 | 27.2% |
新神戸〜博多 | 10,470円 | 15,270円 | 31.4% |
新大阪〜熊本 | 13,100円 | 19,200円 | 31.8% |
新神戸〜熊本 | 13,100円 | 18,870円 | 30.6% |
新大阪〜鹿児島中央 | 14,670円 | 22,630円 | 35.2% |
新神戸〜鹿児島中央 | 14,670円 | 22,300円 | 34.2% |
新大阪〜長崎 | 13,100円 | 18,970円 | 30.9% |
新神戸〜長崎 | 13,100円 | 18,640円 | 29.7% |
新大阪〜佐世保 | 12,730円 | 18,450円 | 31.0% |
新神戸〜佐世保 | 12,730円 | 18,120円 | 29.7% |
新大阪〜大分 | 12,530円 | 18,150円 | 31.0% |
新神戸〜大分 | 12,530円 | 17,820円 | 29.7% |
岡山〜熊本 | 12,730円 | 17,320円 | 26.5% |
岡山〜鹿児島中央 | 14,260円 | 21,080円 | 32.4% |
広島〜熊本 | 11,200円 | 13,790円 | 18.8% |
広島〜鹿児島中央 | 13,240円 | 18,210円 | 27.3% |
まとめ
『スーパー早特きっぷ』を紹介しました。近畿・中国地方と九州を結ぶ区間を、新幹線を利用して少しでも安く移動するのに便利なきっぷです。
この『スーパー早特きっぷ』のメリットは、片道でも購入可能だという点と、新幹線『のぞみ』『みずほ』にも乗車できることです。
割引率は軒並み30%前後と比較的高いです。なお新大阪〜博多間について言えば、『スーパー早特きっぷ』よりもっと安いきっぷも発売されています。
一例を挙げると、こだま号を利用する『バリ得こだま』ですが、スピードを重視するなら『のぞみ』『みずほ』にも乗車できる『スーパー早特きっぷ』のほうが適しています。
『スーパー早特きっぷ』の注意点としては、遅くとも乗車日の14日前までの予約が必要だという点です。席数も限定なので、なるべく早めの購入が予約です。また、購入時の決済はクレジットカードのみなので注意が必要です。