
妙高山をバックに走るえちごトキめき鉄道の電車
目次
『週末パス』はJR東日本が発売しているフリーきっぷです。土曜日・日曜日の2日間、JR東日本エリアの普通列車・快速列車が乗り放題というのが基本的な内容のきっぷです。
この『週末パス』ですが、以前は「ウィークエンドパス」という名前で発売されていました。以下では、2023年版『週末パス』の内容について紹介します。
週末パス(JR東日本)
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『週末パス』の主な特徴
週末の2日間利用できる
週末パスという名前からわかるように、週末の2日間利用できます。また、祝日(ゴールデンウィークやお盆などを除く)にも利用できます。
フリーエリア(南東北〜関東・関東甲信越)の普通列車・快速列車が乗り降り自由
フリーエリア(南東北〜関東・関東甲信越)の普通列車・快速列車が乗り降り自由です。フリーエリアはJR東日本のエリア全域ではなく、北東北エリア(青森県・秋田県・岩手県など)は含まれていないので注意が必要です。
一部私鉄にも乗車できる
東日本エリアの一部私鉄にも乗車できます。具体的に乗車できる私鉄は以下の通りです。2015年版からは、JRから経営分離された『えちごトキめき鉄道』が追加されました。
- 山形鉄道
- 阿武隈急行
- 福島交通
- 会津鉄道(西若松〜会津田島間)
- 北越急行
- えちごトキめき鉄道(妙高高原~直江津間)
- 上田電鉄
- しなの鉄道
- 長野電鉄
- アルピコ交通(松本電鉄)
- ひたちなか海浜鉄道
- 鹿島臨海鉄道
- 富士急行
- 伊豆急行
別に特急券を購入すれば新幹線・特急列車にも乗車できる
『週末パス』単体で乗車できるのは普通列車・快速列車だけですが、別に特急券を購入すれば新幹線や特急列車にも乗車できます。
乗車開始日の前日まで発売
週末パスは乗車開始日の1ヶ月前〜前日までの発売です。乗車当日には購入できないので注意が必要です。
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『週末パス』の発売期間・利用期間
発売期間
2024年3月29日(金)まで
(有効期間開始日の1ヶ月前から前日までの発売)
利用期間
2024年3月31日(日)までの土休日
(4月27日~5月6日、8月10日~19日、12月28日~1月6日は除く)
『週末パス』の価格
【おとな】8,880円
【こども】2,600円
「週末パス」の元を取るためには、どの程度の距離を乗車すればいいのでしょうか。参考として、東京駅を起点とした各区間の運賃を見てみます。
区間 | 運賃 |
---|---|
東京〜いわき | 3,740円 |
東京〜長野 | 4,070円 |
東京〜郡山 | 4,070円 |
東京〜福島 | 4,840円 |
東京〜長岡 | 4,840円 |
東京〜会津若松 | 5,170円 |
東京〜新潟 | 5,720円 |
東京〜仙台 | 6,050円 |
東京〜山形 | 6,050円 |
東京〜石巻 | 6,600円 |
大人の場合、片道4,440円以上の区間なら1回往復すれば元が取れます。上の表に挙げた区間だと、東京〜福島以下の区間です。
まとめ
JR東日本の『週末パス』(旧ウィークエンドパス)を紹介しました。週末を利用して、東日本(首都圏〜関東甲信越〜南東北エリア)を鉄道で周遊するのに便利なきっぷです。
きっぷの内容は青春18きっぷや北海道&東日本パスと似ている点もありますが、特急券を購入することで新幹線(特急列車)にも乗車できるという点と、一部の私鉄にも乗車できるという点が大きな違いです。
お住まいの地域の最寄り駅から新幹線の駅が遠い場合でも、週末パスのフリーエリアに最寄り駅が含まれていれば、最寄り駅から新幹線駅までの交通費を節約できます。
また子供用が比較的安めに設定されているので、家族でのお出かけにも利用できます。
なお乗車日の前日までの購入が必要なので、予定が決まっている場合はなるべく早めに購入するといいでしょう。