『フルムーン夫婦グリーンパス』2021〜2022年版まとめ

『フルムーン夫婦グリーンパス』2022〜2023年版に関しては、JRから発売予定が発表されていません。『フルムーン夫婦グリーンパス』の他に使えるシニア世代向けの商品として、大人の休日倶楽部(JR東日本)JR西日本ジパング倶楽部などの会員制サービスがあります。これらの会員制サービスでは、会員限定の割引きっぷも購入可能です。(2022年9月29日追記)
サンライズ出雲

『サンライズ出雲』号

『フルムーン夫婦グリーンパス』2021〜2022年版の内容が発表になりました。フルムーン夫婦グリーンパスは、JR各社が発売しているシニア世代夫婦向けのフリーきっぷです。

2人合わせて合計88歳以上の夫婦が使用できるという条件が付いていて、日本全国の新幹線や特急列車のグリーン車などが乗り降り自由になります。以下では、2021〜2022年版のフルムーン夫婦グリーンパスの詳しい内容について紹介します。

フルムーン夫婦グリーンパス(JR東海)

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フルムーン夫婦グリーンパスの主な特徴

年齢が合計88歳以上の夫婦限定で利用できる

2人合わせて合計88歳以上の夫婦が使用できます。もちろん年が離れていてもかまいません。

『一般用』と『シルバー用』がある

きっぷの種類には『一般用』と『シルバー用』があり、夫婦のどちらかが70歳以上なら『シルバー用』を利用できます。シルバー用は、価格が少し安くなっています。いずれの種類も、購入時に年齢の証明できる身分証明書などが必要です。

新幹線や特急列車のグリーン車、寝台列車などに乗車できる

乗車できる列車と座席のタイプは以下の通りです。

  • 特急列車・新幹線(「のぞみ」「みずほ」は除く)のグリーン車
  • 急行列車のグリーン車
  • 快速列車のグリーン車
  • 普通列車のグリーン車
  • B寝台車
  • BRT(バス高速輸送システム)
  • JR西日本宮島フェリー

普通車にも乗車できますが、グリーン車との差額は支払われません。グランクラス、DXグリーン、特急グリーン個室、A寝台個室、B寝台個室、ホームライナー等などに乗車するには別に料金を支払う必要があります。

有効期間によって「5日間用」「7日間用」「12日間用」から選択

有効期間別に「5日間用」「7日間用」「12日間用」がそれぞれ発売されています。

フルムーン夫婦グリーンパスの発売期間・利用期間(2021〜2022年版)

発売期間
2021年9月1日(水) 〜 2022年5月31日(火)

利用期間
2021年10月1日(金) 〜 2022年6月30日(木)の連続する5・7・12日間

なお、以下の期間には利用できないので注意が必要です。

  • 2021年12月28日 〜 2022年1月6日
  • 2022年3月21日 〜 2022年4月5日
  • 2022年4月27日 〜 2022年5月6日

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フルムーン夫婦グリーンパスの価格(2021〜2022年版)

フルムーン夫婦グリーンパスの価格は、2人分を合わせた価格です。1人分の価格ではないので注意が必要です。

フルムーン夫婦グリーンパスの価格
有効期間 一般用 シルバー用
5日間 84,330円 79,330円
7日間 104,650円 99,650円
12日間 130,320円 125,320円

参考として、主な区間の運賃・料金を見てみます。元を取るための参考にしてください。大人2名が、通常期に各区間を新幹線で片道移動するという条件です。

列車(座席) 区間 運賃・料金(片道・2人分)
新幹線ひかり(グリーン車) 東京〜新大阪 39,180円
新幹線はやぶさ(グリーン車) 東京〜新青森 44,760円

まとめ

  • フルムーン夫婦グリーンパスは、主に熟年世代以上の夫婦が、鉄道で日本各地を旅行するのに便利なきっぷです。
  • フルムーン夫婦グリーンパスのメリットは、グリーン車や寝台列車に乗車できることです。通常より少しグレードの高い旅を楽しむことができます。
  • 新幹線でも「のぞみ」や「みずほ」には乗車できなかったり、寝台列車でも利用できる寝台のタイプが限定であったり、利用にはいくつか条件があるので注意が必要です。
  • 年末年始、春休み、ゴールデンウィークなどの期間中には利用できません。
  • フルムーン夫婦グリーンパスで元を取るのはそれほど難しくありませんが、念のため事前に運賃・料金を計算して、元が取れるかどうか確認しておくといいでしょう。上の表で見たように、新幹線の長距離区間や寝台列車は、比較的元が取りやすいです。

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