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近鉄の株主優待とは?
近畿・東海地方に路線ネットワークを持つ日本最大の私鉄、近鉄(近畿日本鉄道)は、株主向けに株主優待を提供しています。
以下では、近鉄の株主優待を利用して、近鉄の電車に安く乗る方法について紹介します。
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近鉄の株主優待について
鉄道で使える株主優待には、以下の3つのタイプがあります。カッコ内は、最低限必要な株式数です。
- 沿線優待乗車券(1,000株以上)
- 株主優待乗車券(10,000株以上)
- 株主優待乗車証(51,000株以上)
沿線観光施設招待乗車券(1,000株以上)
沿線観光施設招待乗車券は、近鉄の電車に1回乗車できる権利がついた乗車券です。
途中下車をしない限り、近鉄の電車全線・ケーブルカー全線(葛城山ロープウェイを除く)に、区間設定なしで乗車できます。
『アーバンライナー』『しまかぜ』などの特急列車には、別に特急券を購入すれば乗車できます。
途中下車は無効なので、名古屋〜大阪などなるべく遠い距離を移動したほうがお得になります。
株主優待乗車券(10,000株以上)
株主優待乗車券は、名称が違うだけで、沿線観光施設招待乗車券と内容は同じです。必要な株式数は、沿線観光施設招待乗車券より多くなっています。
株主優待乗車証(51,000株以上)
株主優待乗車証は、有効期間中に近鉄の電車が乗り放題になる乗車証です。定期券と似ていますが、任意の区間に乗車できるという点が定期券と違うところです。
株主優待乗車証で注意すべき点は、有効期間です。後述する金券ショップやネットオークションで株主優待乗車証を入手する際には、価格と有効期間に注意する必要があります。
株主優待乗車証はおトク度が高いので、必要な株式数はかなり多くなっています。
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近鉄の株主優待の入手方法
近鉄グループホールディングスの株主になる
近鉄の持株会社である『近鉄グループホールディングス』の株主になり、権利確定のタイミング(3月末・9月末)まで株式を保有すれば、株主優待が登録した住所に送られてきます。
2016年12月30日の近鉄グループホールディングスの株価は、446円でした。沿線優待乗車券を得るために最低限必要な株式数が1,000株以上なので、最低投資金額として45万円弱が必要な計算になります。
株主として株式を保有する場合、常に株価下落のリスクを頭に入れておく必要があります。
「信用取引」などを駆使して、株価下落リスクを抑える方法もありますが、株式投資初心者の方にはあまりおすすめできません。
株主になる以外の方法として、以下で紹介する金券ショップやネットオークションを利用する方法があります。
金券ショップで購入
金券ショップで、近鉄の株主優待を購入する方法です。最寄りの金券ショップに必ず在庫があるとは限りませんが、近鉄沿線の金券ショップなら、在庫がある可能性が高いでしょう。
金券ショップだと、株主優待をバラ売りで購入できるのがメリットです。
Google Mapで金券ショップを検索
ネットオークションで落札する
ヤフオク!などに代表されるネットオークションで、近鉄の株主優待を落札する方法です。店舗などに出向く必要がないのが、ネットオークションで入手するメリットです。
入札から株主優待券が届くまである程度時間がかかるので、ある程度時間のある方向けの方法です。
まとめ
近鉄の株主優待は、名古屋〜大阪間をとにかく安く移動したい方におすすめです。名古屋〜大阪の移動手段としては最安値の部類になります。
近鉄の普通列車を利用するため移動に時間がかかるのと、入手に手間がかかるのがデメリットです。また、途中下車ができないので観光であちこちを訪れたい場合には向いていません。