東京〜山形(山形県山形市)の移動手段(公共交通機関)をまとめました。東京発と山形発、両方向からの移動が対象です。
目次
東京〜山形の距離
まず、東京〜山形の距離について確認しておきましょう。東京駅〜山形駅の直線距離は290.1km、JRの営業キロは359.9kmです。
東京〜山形の主な移動手段
そして、東京〜山形の移動手段には、主に以下のようなものがあります。
- 高速バス
- JR在来線
- 新幹線
- 飛行機
それぞれの移動手段について、以下で見て行きましょう。
なお、この記事は山形市について扱っていますが、山形市近郊の天童市・寒河江市・上山市などについても、差額の費用や所要時間の違い等を調整された上でご覧ください。
高速バス
片道費用3,400円〜
所要時間約6〜7時間
高速バスで、東京〜山形を移動する方法です。以下の表は、東京〜山形間の高速バス一覧です。運賃は2023年7月調査時点でのデータを元にしています。
東京ディズニーリゾート(東京ディズニーランド・東京ディズニーシー)に停車する高速バス(一部の運行便のみが停車する場合も含む)は、Dマークをつけています。
バス・運行会社 | 料金 | 時間帯 | 座席 |
---|---|---|---|
ドリーム山形・新宿号(JRバス東北)D | 3,900〜7,200円 | 夜 | 3列 |
レインボー号(東北急行バス) | 4,600〜6,700円 | 夜 | 3列 |
TOKYOサンライズ号(東北急行バス・山交バス) | 4,600〜6,700円 | 夜 | 3列 |
ウィラーエクスプレスD | 4,200円~ | 昼・夜 | 4列 |
JAMJAM LINER | 3,500円〜 | 夜 | 3・4列 |
オリオンバス | 3,400円〜 | 夜 | 4列 |
- 少しでもリーズナブルに移動するなら、高速バスが選択肢として適しています。東京〜山形間は、選択できるバスの数も多いです。
- 座席の種類には3列タイプと4列タイプがあります。3列タイプが座席間隔がゆったりしている分、4列タイプよりは少し運賃が高く設定されている傾向があります。
JR在来線
片道費用6,050円
所要時間約8時間30分〜
JRの在来線、つまり新幹線や特急列車を利用せずに、普通列車・快速列車(いわゆる鈍行)を利用して移動する方法です。
- 在来線での移動は時間がかかりますが、リーズナブルに移動するには便利な方法です。乗り継ぎがスムーズに行けば、1日で移動することも可能です。
- 在来線で移動する場合、東京〜山形間のルートには主に福島〜山形ルート(山形線経由)と仙台〜山形ルート(仙山線経由)があります。
- 乗り換えの時刻やルートを調べるには、ジョルダンの青春18きっぷ検索が便利です。
フリーきっぷを活用する
時期によっては、青春18きっぷなどのフリーきっぷを利用して格安で移動することも可能です。
以下の表は、東京〜山形間で使えるフリーきっぷ一覧です。いずれも発売期間が期間限定なので注意が必要です。
きっぷの種類 | 価格 | 発売期間 | 有効期間 |
---|---|---|---|
青春18きっぷ | 12,050円 | 春・夏・冬 | 1日間(5回分) |
秋の乗り放題パス | 7,850円 | 秋 | 連続する3日間 |
週末パス | 8,880円 | 週末 | 連続する2日間 |
週末パスは、別に特急料金を支払えば新幹線にも乗車できます。
JR東日本の株主優待割引券について
そして少し裏技的な方法ですが、JR東日本の株主優待割引券を利用することも可能です。株主優待割引券1枚で、運賃が2割引になります。
ただし、株主優待割引券を入手するためのコストも考慮に入れる必要があります。株主優待割引券は、新幹線のきっぷを購入する際にも利用できます。
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新幹線
片道費用7,860〜15,110円
所要時間約2時間40分〜2時間50分
新幹線(山形新幹線『つばさ』)で、東京〜山形間を移動する方法です。
- 福島〜山形間は、在来線の線路を走る「ミニ新幹線」の区間となっており、この区間の速度は在来線の特急列車と同程度になります。
- 新幹線は飛行機よりはやや時間がかかりますが、「定時性」を重視する時間の正確性を重視するビジネスマンの方などにとっては最適な移動手段です。
- 通常の新幹線きっぷを購入するのが最も一般的な方法ですが、以下の表に挙げているような割引きっぷを利用して、費用を節約することも可能です。
- 『つばさ』にグランクラス車両は連結されていません。
- 山形新幹線は、2022年3月12日のダイヤ改正から、全車指定席になりました。
東京〜山形の新幹線きっぷ一覧
以下の表は、東京〜山形の新幹線きっぷ一覧です。
- 大人1名が通常期に山形新幹線『つばさ』の東京〜山形間に、片道乗車する場合の価格です。
- 普通車指定席のきっぷは背景を白、グリーン車のきっぷは背景を緑で示しています。
※最近の変更点
- モバイルSuica特急券(スーパーモバトクを含む)は、2020年3月13日乗車分でサービス終了になりました。
- 「新幹線eチケット」が、2020年3月14日から発売開始されました。
- 『タッチでGo!新幹線』が、2021年3月13日から発売開始されました。
- 新幹線回数券(普通車)が、2021年6月30日で発売終了(利用期間は2021年10月10日まで)になりました。
- 山形新幹線の特急料金(普通車・グリーン車)が、2022年3月12日から改定されました。
- 新幹線eチケットの価格が、2022年3月12日乗車分から変更されました。
- 『お先にトクだ値』『えきねっとトクだ値』の価格が、2022年3月12日乗車分から変更されました。
- グリーン車向けの『お先にトクだ値』(2022年3月12日乗車分から)が発売開始になりました。
- 2022年3月12日乗車分から、『タッチでGo!新幹線』の新幹線と在来線区間をまたがった利用が不可になりました。
きっぷの種類 | 価格 | 備考 |
---|---|---|
お先にトクだ値 | 7,860円 | えきねっと限定 乗車日13日前まで |
えきねっとトクだ値 | 10,110円 | えきねっと限定 乗車日当日1時40分まで |
新幹線eチケット(通常期) | 11,250円 | えきねっと限定 |
定価のきっぷ(通常期) | 11,450円 |
きっぷの種類 | 価格 | 備考 |
---|---|---|
お先にトクだ値 | 10,420円 | えきねっと限定 乗車日13日前まで |
新幹線eチケット(通常期) | 14,910円 | えきねっと限定 |
定価のきっぷ(通常期) | 15,110円 |
フリーきっぷを活用する
上の在来線の項目でも紹介したフリーきっぷで、新幹線に乗車することができます。フリーきっぷで有効になるのは運賃部分なので、別に特急料金を支払う形になります。
週末なら週末パスを利用することで、費用をある程度抑えることができます。
宿泊の予定がある場合(PR)
宿泊の予定がある場合は、新幹線チケットとホテル宿泊がセットになったパッケージツアーを利用するという方法もあります。条件にもよりますが、新幹線チケットとホテルをそれぞれ個別に手配するより全体の費用が安くなるケースが多いです。
ダイナミックレールパックは、JR東日本系列の旅行会社『びゅう』が販売しているパッケージツアーです。列車やホテルの条件を自分で細かく設定することが可能で、JR東日本の駅の指定席券売機で予約したチケットを受け取ることができます。
飛行機
片道費用7,300〜24,470円(空港アクセス費用を含まない)所要時間約1時間05分〜(空港までのアクセス時間含まず)
飛行機で、東京〜山形間を移動する方法です。他の移動手段と比較すると、一番速いのが飛行機です。以下の表は、東京〜山形間の定期運航路線です。運賃は2023年7月調査時点での運賃です。
航空会社 | 路線 | 本数 | 運賃 |
---|---|---|---|
JAL | 羽田〜山形 | 1日2往復 | 7,300〜25,780円 |
- 山形市内から一番近いのが、山形空港です。JALが羽田〜山形線を1日2往復運航しています。山形空港の最寄り駅は、さくらんぼ東根駅です。
- 普通運賃は割高ですが、早割タイプの運賃を利用することで、費用を抑えることが可能です。早割タイプの運賃には予約期限があります。また、キャンセルには取消手数料が必要なので注意が必要です。
- 航空券の最安値を調べるには、エアトリ (旧 DeNAトラベル)が便利です。航空券の価格を、一括して検索できます。
空港アクセスについて
旅程を組む際には、空港までのアクセスに必要な時間と費用も考慮に入れて、予定を組む必要があります。
山形駅から山形空港までの所要時間はバスで約35分と、山形市の中心部からはやや離れています。
山形県内にはもう一つの空港、庄内空港もありますが、山形市内からはかなり離れているので、この記事では扱いません。
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まとめ
東京〜山形の移動手段について表にしてまとめると、以下のようになります。
交通機関 | 費用(片道) | 所要時間 |
---|---|---|
高速バス | 3,400円〜 | 約6〜7時間 |
JR在来線 | 6,050円 | 約8時間30分〜 |
新幹線 | 7,860〜15,110円 | 約2時間40分〜2時間50分 |
飛行機 | 7,300〜25,780円 | 約1時間5分〜 |
- スピードを重視するなら、飛行機か新幹線です。空港までのアクセスに必要な時間を考えると、飛行機と新幹線で所要時間に大きな差はありません。
- 飛行機は運航本数があまり多くないので、必然的に新幹線を利用するシチュエーションが多くなります。
- 時間通りに運行する「定時性」が優れているのが、新幹線のメリットです。
- 少しでもリーズナブルに移動することを目指すなら、高速バスやJR在来線です。
- JR在来線の場合、フリーきっぷを利用することが可能です。週末なら週末パス、青春18きっぷの利用期間中なら青春18きっぷを使うなどして、工夫次第で格安で移動することもできます。