大阪〜松山(愛媛県松山市)の移動手段をまとめました。大阪から松山、松山から大阪、両方向からの移動を対象としています。
目次
大阪〜松山の距離
まず、大阪〜松山間の距離を確認しておきましょう。大阪駅〜松山駅の直線距離は270.1km、JRの営業キロは398.5kmです。
大阪〜松山の主な移動手段
そして、大阪〜松山には以下のような移動手段があります。
- 高速バス
- JR在来線
- 新幹線&特急しおかぜ(岡山乗り換え)
- 飛行機
- フェリー(四国オレンジフェリー)
それぞれの詳しい内容について、以下で見ていきましょう。
高速バス
片道費用3,840円~
所要時間約5時間40分〜7時間50分
高速バスで大阪〜松山間を移動する方法です。大阪〜松山間では、以下の高速バスが運行されています。運賃等のデータは2024年7月調査時点での情報です。
高速バス名 | 運賃(大人・片道) | 時間帯 | 座席 |
---|---|---|---|
松山エクスプレス | 7,500円 | 昼・夜 | 3列 |
オレンジライナーえひめ | 7,500円 | 昼・夜 | 3列 |
ウィラーエクスプレス | 3,840円〜 | 夜 | 3・4列 |
- できるだけリーズナブルに移動することを目指すなら、高速バスが一番適した移動手段です。大阪〜松山間では高速バスの種類はあまり多くないですが、昼と夜のいずれかの時間帯を選ぶことが可能です。
- 高速バスのメリットは、上でも挙げたように運賃がリーズナブルなことです。また、大きな荷物も比較的運びやすいです。
- デメリットとしては、交通事情によっては渋滞などに巻き込まれて、遅れが発生しやすくなることが挙げられます。
JR在来線
片道費用7,260円
所要時間約8時間〜
JR在来線で、大阪〜松山間を移動する方法です。つまり、特急列車・新幹線には乗車せずに、普通列車・快速列車のみを利用して移動します。
- 区間ごとに分けると、大阪〜姫路間は新快速、岡山〜坂出間は、快速マリンライナーが走っているので、比較的楽に移動できます。
- その他の区間(姫路〜岡山、坂出〜松山)については、時間帯によっては列車の運転本数が少ないので注意が必要です。
- 乗り継ぎの時刻やルートを調べるには、ジョルダンの青春18きっぷ検索が便利です。
フリーきっぷを活用する
JR在来線での移動は時間がかかりすぎるので、通常の時期にはあまり選択肢にはなりません。ただ、青春18きっぷなど各種フリーきっぷの利用期間中であれば、格安で移動することも可能です。
以下の表は、大阪〜松山間で利用できるフリーきっぷです。いずれも発売期間が期間限定のきっぷです。
新幹線&特急しおかぜ(岡山乗り換え)
片道費用12,210〜19,520円所要時間約4時間〜
新幹線と特急列車を乗り継いで移動する方法です。
新大阪〜岡山間は新幹線(山陽新幹線)、岡山〜松山間は特急『しおかぜ』に乗車する形になります。つまり、岡山駅で新幹線と特急『しおかぜ』を乗り換えます。
以下の表は、新大阪〜松山間の運賃・料金です。大人1名が通常期に乗車するという条件で、新大阪〜岡山間は新幹線『のぞみ』、岡山〜松山間は特急『しおかぜ』に乗車します。
座席 | 運賃・料金 |
---|---|
普通車自由席 | 12,210円 |
普通車指定席 | 13,590円 |
グリーン車 | 19,520円 |
- 新幹線と特急列車の乗り継ぎは、飛行機に次いで所要時間の短い移動方法です。
- 定価のきっぷは比較的割高ですが、JR四国が発売している以下のようなおトクなきっぷを活用して、費用全体をある程度抑えることもできます。
おトクなきっぷを活用する
以下の表は、大阪〜松山(松山〜大阪)間で使えるおトクなきっぷの一覧です。
タイプ | 価格 | 有効期間 |
---|---|---|
大阪こだま指定席往復きっぷ | 13,180円 | 7日間 |
阪神往復フリーきっぷ(4日間用) | 18,500円 | 4日間 |
阪神往復フリーきっぷ(土休日2日間用) | 17,410円 | 2日間 |
阪神往復フリー しおかぜ・南風グリーンきっぷ | 22,450円 | 4日間 |
松山・広島割引きっぷ(大阪市内発着) | 17,500円 | 4日間 |
- 大阪こだま指定席往復きっぷ は、松山〜大阪の往復きっぷです。松山〜岡山は特急しおかぜ、岡山〜大阪は新幹線こだまに乗車できます。各往復きっぷの中では、小児用を除けば最もリーズナブルです。
- 阪神往復フリーきっぷは、フリー区間乗り放題付きの往復きっぷです。4日間用、土休日2日間用の2つのタイプがあります。松山〜岡山は特急しおかぜ、岡山〜大阪は新幹線(のぞみを含むすべてのタイプ)に乗車できます。
- 阪神往復フリー しおかぜ・南風グリーンきっぷは、基本的な内容は阪神往復フリーきっぷと同じですが、しおかぜのグリーン車に乗車できるタイプです。
- 松山・広島割引きっぷは、JR西日本が発売している往復きっぷです。呉〜松山間を結ぶ高速船スーパージェットに乗船することも可能です。
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飛行機
片道費用9,140〜30,640円(空港までのアクセス費用は含めず)所要時間約50分〜(空港までのアクセス時間は含めず)
飛行機で大阪〜松山を移動する方法です。大阪〜松山間では、以下の航空会社の路線が運航されています。運賃等は、2024年7月調査時点での情報です。
- ANA、JALの各航空会社が、大阪〜松山間で路線を運航しています。
- 普通運賃は割高ですが、搭乗予定日の数ヶ月前までに予約手続きをする「早割」タイプの運賃を利用することで、ある程度費用を抑えることは可能です。
空港アクセスについて
飛行機で移動する場合、空港までのアクセスに必要な費用と所要時間も計算に入れて旅行の計画を建てる必要があります。
以下で挙げるのは、各空港までの代表的な移動手段です。他にも移動手段はありますので、詳しくは空港の公式Webサイトなどをご覧ください。
梅田駅〜伊丹空港間は、バスで片道約30分、運賃(大人)は650円です。
大阪市中心部〜関西空港の移動手段については、以下の記事をご覧ください。
JR松山駅〜松山空港間は松山空港リムジンバスで片道約15分、運賃(大人)は700円、松山市駅〜松山空港間はバスで片道約20分、運賃(大人)は790円です()。
フェリー(四国オレンジフェリー)
片道費用8,200〜21,200円(割引適用なしの場合)所要時間約9時間30分〜
(松山~東予港の直通連絡バスの費用・時間も含む)
四国オレンジフェリーが運航している、大阪〜東予港間を結ぶフェリーで移動する方法です。東予港〜松山は直通連絡バス(所要時間約1時間・大人運賃1,250円)で移動する形になります。
- リーブナブルに移動する方法としては、選択肢の一つになります。
- フェリーは22時〜翌朝6時の深夜帯の時間に運航します。時間もかかり、東予港〜松山の距離が結構あるので、利便性という点では他の移動と比較すると劣ります。
- フェリーのメリットは、自動車(二輪車)を積載できるという点です。
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まとめ
大阪〜松山間の移動手段を表にまとめると、以下のようになります。
交通機関 | 費用(片道) | 所要時間 |
---|---|---|
高速バス | 3,840円〜 | 約5時間40分〜7時間50分 |
JR在来線 | 7,260円 | 約8時間〜 |
新幹線&特急しおかぜ | 12,210〜19,520円 | 約4時間〜 |
飛行機 | 9,140〜30,640円 | 約50分〜 |
フェリー | 8,200〜21,200円 | 約9時間30分〜 |
- 大阪〜松山間は、公共交通機関の選択肢が比較的多い区間です。
- 少しでもリーズナブルに移動することを目指すなら、高速バスです。
- JR在来線は通常の時期にはあまり利用されない方法ですが、青春18きっぷなどの利用期間中には、格安の移動手段と成り得ます。
- 新幹線&特急しおかぜは比較的割高ですが、時間の正確性に優れているというメリットがあります。条件によってはおトクなきっぷも利用可能です。
- 飛行機のメリットはやはりスピードです。
- フェリーには、車や二輪車を積載できるというメリットがあります。