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大阪〜札幌(北海道)の移動手段まとめ【2023年度版】

大阪国際空港ターミナルビル

大阪国際空港ターミナルビル

大阪〜札幌の移動手段をまとめました。大阪発、札幌発、両方向からの移動が対象です。

大阪〜札幌の距離

大阪〜札幌の地図

大阪〜札幌の地図(国土地理院「地球地図日本」データ、国土交通省「国土数値情報」鉄道データを元に、格安旅行ナビが加工・作成。2020年時点のデータを元に作成)

はじめに、大阪〜札幌の距離について確認しておきましょう。大阪駅〜札幌駅の直線距離は1059.9km、JRの営業キロは1719.7kmです。

大阪〜札幌の主な移動手段

そして、大阪と札幌を結ぶ主な移動手段には、主に以下のようなものがあります。

  • 飛行機
  • フェリー
  • 鉄道

それぞれについて、以下で詳しく見ていきましょう。

飛行機

ANAの飛行機

ANAの飛行機(写真:PIXTA

片道費用5,610〜74,710円
所要時間約1時間50分〜2時間10分

飛行機で大阪〜札幌を移動する方法です。以下の表は、大阪〜札幌間で運航されている路線の一覧です。運賃は、2023年10月調査時点での運賃です。

大阪〜札幌間の運航路線(2023年10月調査時点)
航空会社 路線 運賃
ANA 伊丹〜新千歳 10,940〜74,610円
関西〜新千歳 11,040〜74,710円
神戸〜新千歳 10,600〜74,270円
JAL 伊丹〜新千歳 10,940〜60,770円
関西〜新千歳 11,040〜60,870円
スカイマーク 神戸〜新千歳 5,670〜34,670円
AIR DO 神戸〜新千歳 10,470〜50,970円
ピーチ・アビエーション 関西〜新千歳 5,690〜42,470円
ジェットスター・ジャパン 関西〜新千歳 5,610〜40,490円
  • 飛行機は、大阪〜札幌間の移動手段の中で、最もポピュラーな移動手段です。コスト面でも所要時間でも、他の移動手段に比べると優位性があります。
  • 航空会社をおおまかに分けると、フルサービスの航空会社と、LCC(格安航空会社)に分類することができます。

フルサービスの航空会社

フルサービスの航空会社の普通運賃は基本的に割高ですが、旅割75(ANA)など早割タイプの運賃を利用することで、費用をある程度抑えることが可能です。

LCC(格安航空会社)は関西空港発着の路線のみですが、フルサービスの航空会社は伊丹空港(大阪国際空港)と神戸空港発着の路線を運航しています。

また、2013年6月21日からAIR DOが神戸〜札幌(新千歳)線を運航しています。伊丹空港は大阪市中心部から近く、神戸空港も大阪市中心部から十分に行ける距離です。

LCC(格安航空会社)

LCCでは、ピーチとジェットスターが大阪(関西)〜札幌線を運航しています。LCCの特徴は、なんといっても運賃の安さです。

運賃は時期によって大きく変動し、ゴールデンウィークや年末年始などの繁忙期は、運賃が高くなる傾向があり、フルサービスの航空会社とあまり大差がない運賃になります。

また、LCCは手荷物が別料金(一定の重量を超える場合)なので、手荷物が多いとANAやJALの運賃とさほど変わらなくなることもあります。

LCCでは期間限定のセールがよく実行されます。セール情報は航空会社のWebサイトに掲載されます。

空港アクセスについて

飛行機で移動する場合、空港までのアクセスに必要な時間と費用も考慮に入れる必要があります。

以下で紹介するのは、各空港までの代表的なアクセス方法です。他にも方法はありますので、詳しくは各空港のWebサイト等をご覧ください。

梅田駅〜伊丹空港はバスで約30分、運賃(大人)は650円です。

関西空港〜大阪市中心部の移動手段に関しては、以下の記事をご覧ください。

 大阪市内〜関西空港の移動手段(アクセス)まとめ

神戸空港〜三宮駅はポートライナーで約18分、運賃(大人)は340円です。

新千歳空港〜札幌駅はJRの快速エアポートで約40分、運賃(大人・自由席)は1,150円です。

航空券の検索・予約(PR)

大阪〜札幌の航空券の条件(最安値)を絞り込むなら、エアトリ (旧 DeNAトラベル)が便利です。LCCも含めた各航空会社の航空券を、一括して検索・予約することができます。

フェリー

新日本海フェリー

新日本海フェリー

片道費用11,100〜64,200円(舞鶴〜小樽)
所要時間約20時間〜(舞鶴〜小樽)
※フェリー乗り場までのアクセスに必要な時間と費用は含めない

フェリーで大阪〜札幌を移動する方法です。

  • 新日本海フェリーが、舞鶴港(京都府舞鶴市)と小樽港(北海道小樽市)を結ぶフェリーを運行しています。
  • 新日本海フェリーを利用する場合、船内で一泊します。そして大阪市中心部から舞鶴フェリーターミナルまでは、連絡バスで約2時間20分かかります。全体的に時間がかかるので、ある程度時間の余裕がある方向けの移動手段です。
  • フェリーは船室のタイプが細かく分かれているのが特徴で、一番安い船室の「ツーリストA」と「スイート」では運賃にかなり差があります。
  • フェリーの他の移動手段にないメリットは、車や二輪車などの大型の荷物を持ち込めることです。当然ですが、荷物にも運賃がかかります。
  • 神戸〜小樽間のバスとフェリーのきっぷがセットになった「バス得きっぷ」も発売されています。

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鉄道(新幹線・特急列車乗り継ぎ)

新幹線700系

新幹線700系

片道費用39,230〜65,010円
所要時間約11時間〜

特急列車新幹線を乗り継いて、大阪〜札幌を移動する方法です。

大阪〜札幌間を鉄道で移動する方法は、所要時間が長くコスト面でも飛行機に劣るので、これまであまり一般的ではありませんでした。

しかし、2016年3月の北海道新幹線開業により状況が変わり、以前よりは少ない乗り継ぎ回数で移動できるようになりました。

具体的には、それぞれの区間ごとに、以下の列車に乗車します。

  1. 新大阪〜東京(東海道新幹線)
  2. 東京〜新函館北斗(北海道新幹線)
  3. 新函館北斗〜札幌(特急スーパー北斗・北斗)

少なくとも2回の乗り換え(東京駅新函館北斗駅)が必要です。

以下の表は、新大阪〜札幌間の運賃・料金(大人1名・通常期・のぞみ・はやぶさ利用)です。東京駅・新函館北斗駅で乗り換えるものとします。グランクラスは、東京〜新函館北斗間のみです。

新大阪〜札幌間の運賃・料金(東京駅・新函館北斗駅で乗り換え)
座席の種類 運賃・料金(片道)
普通車指定席 39,230円
グリーン車 56,630円
グランクラス 65,010円

在来線での移動について

大阪〜札幌間を在来線(普通列車・快速列車)で移動することも可能ですが、時間がかかりすぎてあまり現実的ではありません。実際の移動には、片道で3日間は見積もっておいたほうがいいでしょう。

それでも時間と体力に余裕があれば、青春18きっぷ北海道&東日本パスを利用することで、1日あたりにすれば数千円と格安で移動することが可能です。これらのフリーきっぷは、いずれも春・夏・冬の期間限定発売です。

寝台列車について

大阪〜札幌の移動手段として、長年多くの人に利用されていた寝台特急『トワイライトエクスプレス』は、2015年3月12日をもって、惜しまれながら運行が終了しました。

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まとめ

大阪〜札幌の移動手段について表にしてまとめると、以下のようになります。

大阪〜札幌の移動手段
交通機関 費用(片道) 所要時間
飛行機 5,610〜74,710円 約1時間50分〜2時間10分
フェリー 11,100〜64,200円 約20時間〜
鉄道(新幹線・特急列車) 39,230〜65,010円 約11時間〜
  • 大阪〜札幌の移動手段は、所要時間を考えると飛行機がまず第一の選択肢になります。気になる費用に関しても、LCCが登場したことで飛行機の優位性が増しました。
  • 鉄道は費用と時間という点で、飛行機と比べると不利です。ただし2016年3月に北海道新幹線が開業したことで利便性が向上し、鉄道を利用する方も少しずつ増えてくるものと思われます。
  • 移動そのものを楽しむなら、時間はかかりますがフェリーを利用するという選択もあるでしょう。フェリーのメリットは、自動車や二輪車を積載できることです。
※この記事の内容については、動向に応じて随時更新する予定です。

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