東京〜福島(郡山)の移動手段をまとめました。東京発と福島(郡山)発の両方向からの移動を想定しています。
記事の中では「福島市」をメインとして扱っていますが、福島市とほど近い「郡山市」についても、記事の中で同じように取り上げていきます。
目次
東京〜福島(郡山)間の距離
まず、2地点の距離について確認しておきましょう。JR東京駅〜JR福島駅の直線距離は238.9km、新幹線の営業キロ(新幹線)は272.8kmです。
そして、JR福島駅〜JR郡山駅間の直線距離は40.1km、新幹線で約13〜14分ほどの距離です。
東京〜福島(郡山)の移動手段
東京〜福島(郡山)間の移動手段には、主に以下のようなものがあります。
- 高速バス
- JR在来線
- 新幹線
それぞれの移動手段について、以下で詳しく見て行きましょう。なお福島市周辺に空港(福島空港)はありますが、東京〜福島間での飛行機の運航はありません(2019年時点)。
高速バス
片道費用2,800円〜
所要時間約5時間20分〜7時間
(東京駅〜福島駅間で計算)
高速バスで、東京〜福島(郡山)を移動する方法です。
以下の表は、東京〜福島・郡山間の主な高速バス一覧です。運賃は、福島発着の運賃(あだたら号を除く)を表示しています。2024年5月調査時点でのデータを元にしています。
バス・運行会社 | 運賃 | 時間帯 | 座席 |
---|---|---|---|
ドリーム福島・東京号 | 4,200〜6,200円 | 夜 | 4列 |
あぶくま号 | 3,920〜5,500円 | 昼・夜 | 4列 |
あだたら号 | 3,200円 | 昼・夜 | 4列 |
レインボー号 | 4,200〜6,000円 | 夜 | 3列 |
ウィラーエクスプレス | 2,800円〜 | 昼・夜 | 3・4列 |
JAMJAM LINER | 3,300円〜 | 夜 | 3・4列 |
※『あだたら号』は厳密に言うと東京発着ではないですが、首都圏発着ということで表に含めています。
高速バスのメリット・デメリット
以下に、高速バスを利用するメリットとデメリットを簡単にまとめました。
高速バスのメリット
- 運賃がリーズナブル
- 比較的大きな荷物を積むことができる
- 夜行便の場合、宿泊場所を確保する必要がない
高速バスのデメリット
- 所要時間が比較的長い
- 渋滞などに巻き込まれた場合、到着予定時刻に間に合わなくなる可能性もある
- 夜行便は早朝に到着するので、時間を持て余すこともある
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JR在来線
片道費用4,840円所要時間約5時間15分〜
(東京駅〜福島駅間で計算)
JRの在来線で、東京〜福島(郡山)間を移動する方法です。つまり新幹線には乗車せずに、普通列車・快速列車を利用して移動します。
東京〜福島(郡山)間には直通の普通列車・快速列車が走っていないので、途中の駅で乗り継ぎが必要になってきます。乗り継ぎのルートや時刻などを調べるには、ジョルダンの青春18きっぷ検索が便利です。
グリーン車について
JR在来線の東京〜宇都宮(一部列車は黒磯)間については、普通列車・快速列車に連結するグリーン車で、より快適に移動することができます。グリーン車に乗車するには、運賃に加えて、所定のグリーン料金を別に支払う必要があります。
グリーン料金は車内で購入するより、事前購入のほうが安くなります。また、平日より土曜休日のほうが安いです。
フリーきっぷを活用する
JRの在来線を利用する場合、時期によっては、青春18きっぷなどのフリーきっぷを利用して格安で移動することも可能です。
以下の表は、東京〜福島間で使えるフリーきっぷ一覧です。いずれも発売期間・利用期間は期間限定です。
きっぷの種類 | 価格 | 利用期間 | 有効期間 |
---|---|---|---|
青春18きっぷ | 12,050円 | 春・夏・冬 | 1日間(5回分) |
秋の乗り放題パス | 7,850円 | 秋 | 連続する3日間 |
週末パス | 8,880円 | 週末 | 連続する2日間 |
この中で『週末パス』と『三連休東日本・函館パス』は、別に料金を支払えば新幹線にも乗車できます。
JR在来線のメリット・デメリット
JR在来線を利用するメリットとデメリットを簡単にまとめました。
JR在来線のメリット
- 運賃がリーズナブル
- 一部区間については、グリーン料金を支払えばグリーン車にも乗車できる
- 青春18きっぷなどの期間限定フリーきっぷを利用すれば格安で移動できる
JR在来線のデメリット
- 所要時間が長く、途中の停車駅が多い
- 複数回の乗り継ぎが必要で、途中駅での待ち時間が発生する
新幹線
片道費用6,220〜15,920円
所要時間約1時間35分〜
(東京駅〜福島駅間で計算)
新幹線(東北新幹線)で、東京〜福島・郡山間を移動する方法です。
通常の新幹線きっぷを購入して乗車するのが一番普通の方法ですが、おトクな割引きっぷなどを購入して、費用をある程度抑えることも可能です。
東京〜福島(郡山)の新幹線きっぷ一覧
以下の表は、東京〜福島・郡山間の新幹線きっぷ一覧です。普通車指定席、グリーン車、グランクラスに分けて示しました。
- 大人1名が、通常期に片道区間を乗車するものとします。
- 普通車指定席のきっぷは背景を白、グリーン車のきっぷは背景を緑、グランクラスのきっぷは背景を紫で示しました。
- 2024年5月調査時点(『お先にトクだ値』と『えきねっとトクだ値』は2022年7月1日乗車分以降の価格)での価格です。
※最近の変更点
- モバイルSuica特急券(スーパーモバトクを含む)は、2020年3月13日乗車分で発売終了になりました。
- 「新幹線eチケット」が、2020年3月14日から発売開始されました。
- 「タッチでGo!新幹線」が、2021年3月13日から発売開始されました。
- 新幹線回数券(普通車)が、2021年6月30日で発売終了になりました。
きっぷの種類 | 東京〜福島 | 東京〜郡山 |
---|---|---|
新幹線eチケット(トクだ値14) | 6,220円 | 5,680円 |
新幹線eチケット(トクだ値1) | 8,010円 | 7,320円 |
タッチでGo!新幹線 ※自由席のみ |
8,580円 | 7,810円 |
新幹線eチケット | 8,910円 | 8,140円 |
定価のきっぷ(指定席) | 9,110円 | 8,340円 |
きっぷの種類 | 東京〜福島 | 東京〜郡山 |
---|---|---|
新幹線eチケット(トクだ値14) | 8,780円 | 8,240円 |
新幹線eチケット | 12,570円 | 11,800円 |
定価のきっぷ | 12,770円 | 12,000円 |
きっぷの種類 | 東京〜福島 | 東京〜郡山 |
---|---|---|
新幹線eチケット | 15,720円 | 14,950円 |
定価のきっぷ | 15,920円 | 15,150円 |
なお、上の在来線の項目でも紹介したフリーきっぷの『週末パス』や『三連休東日本・函館パス』で、新幹線に乗車することもできます。フリーきっぷを使って新幹線に乗車する場合に、別に特急料金を支払う必要があります。
宿泊の予定がある場合(PR)
宿泊の予定がある場合は、新幹線のきっぷとホテル宿泊がセットになったパッケージツアーを利用するという選択肢もあります。条件にもよりますが、新幹線のきっぷとホテルをそれぞれ個別に手配するより、全体の費用が安くなるケースが多いです。
『ダイナミックレールパック』は、JR東日本系列の旅行会社『びゅう』が発売しているパッケージツアーです。列車やホテルの条件を細かく設定することが可能で、予約したチケットは、JR東日本の駅の指定席券売機で受け取ることができます。
新幹線のメリット・デメリット
以下に、新幹線のメリットとデメリットを簡単にまとめました。
新幹線のメリット
- スピードが速い(各移動手段の中で最速)
- 時間通りに運行する可能性が高い「定時性」に優れている
- 運行本数が多い
新幹線のデメリット
- 運賃・料金が比較的高額
- 年末年始やゴールデンウィークなどの繁忙期には混雑し、チケットが取りにくいことがある
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まとめ
東京〜福島の移動手段について表にしてまとめると、以下のようになります。
交通機関 | 費用(片道) | 所要時間 |
---|---|---|
高速バス | 2,800円〜 | 約5時間20分〜7時間 |
JR在来線 | 4,840円 | 約5時間15分〜 |
新幹線 | 6,220〜15,920円 | 約1時間35分〜 |
- スピードを重視する方には、新幹線が適しています。そして時間通りに運行する『定時性』に優れているのが新幹線のメリットです。新幹線きっぷは比較的割高ですが、割引きっぷなどを利用してある程度はコストを抑えることも可能です。
- 少しでもリーズナブルに移動するなら、高速バスかJR在来線が適しています。
- JR在来線での移動は、一部区間ではグリーン車に乗車できます。また、青春18きっぷなどのフリーきっぷの利用期間中であれば、格安で移動することが可能です。