東京〜長野(長野県長野市)の移動手段をまとめました。東京発、長野発の両方向からの移動を想定した内容になっています。
なお、この記事での「長野」は長野県長野市のことを指しており、「長野県」全体という意味では使っていませんのでご注意ください。
東京〜長野の距離
まず、東京〜長野の距離について確認しておきましょう。東京駅〜長野駅の直線距離は約178km、新幹線の営業距離は222.4kmです。
東京〜長野の移動手段
そして、東京〜長野間には以下のような移動手段があります。
- 高速バス
- JR在来線
- 新幹線
以下で詳しく見ていきましょう。ちなみに、東京〜長野間で航空路線(飛行機)の運航はありません。
高速バス
片道費用2,300円〜
所要時間約3時間40分〜4時間
高速バスで東京〜長野を移動する方法です。以下の表は、東京〜長野の高速バス一覧です。運賃は2024年4月調査時点の運賃です。
運賃の最安値は早割などの各種割引を適用し、一番安い座席タイプを平日に利用する場合の運賃です。「3列」は3列シート、「4列」は4列シートの車両タイプです。時間帯は、バスが運行している時間帯です。
東京ディズニーリゾート(東京ディズニーランド・東京ディズニーシー)にも停車する高速バスには、Dマークをつけました。
バス名 | 運賃 | 座席タイプ | 時間帯 |
---|---|---|---|
池袋・新宿〜長野線 (アルピコ交通・京王バス・長電バス) |
3,500円〜 | 3・4列 | 昼・夜 |
ウィラーエクスプレスD | 2,300円~ | 4列 | 昼・夕 |
東京〜長野間ではバスの種類はあまり多くありませんが、運転本数は比較的多いです。
高速バスは、運賃と座席タイプ、時間帯を条件にして選びます。3列シートと4列シートでは、3列シートのほうが座席間隔がゆったりしている分、運賃はやや高めに設定されています。
JR在来線
片道費用5,170円(中央線・中央本線・篠ノ井線経由)
所要時間約7時間〜
JR在来線で移動する方法です。つまり、普通列車・快速列車のみを利用し、新幹線(特急列車)には乗車せずに移動するという意味です。
在来線での移動は時間がかかりますが、少しでも費用を節約することが可能です。乗り継ぎの列車や時刻を調べるには、ジョルダンの青春18きっぷ検索が便利です。
フリーきっぷを活用する
在来線で移動する場合、時期によっては青春18きっぷのようなフリーきっぷを利用することによって、格安で移動することが可能です。
以下の表は、東京〜長野間で利用できるフリーきっぷの一覧です。いずれもJR東日本が発売しているきっぷです。
きっぷ | 価格(大人) | 利用期間 | 有効期間 |
---|---|---|---|
青春18きっぷ | 12,050円 | 春・夏・冬 | 1日間(5回分) |
北海道&東日本パス | 11,330円 | 春・夏・冬 | 連続する7日間 |
秋の乗り放題パス | 7,850円 | 10月中旬 | 連続する3日間 |
週末パス | 8,880円 | 土日2日間 | 連続する2日間 |
ムーンライト信州81号について
新宿〜白馬間で運転されていた夜行快速列車『ムーンライト信州81号』は、2018年12月を最後に運転を休止しています。
スポンサーリンク
新幹線
片道費用5,680〜17,240円
所要時間約1時間50分〜
新幹線(北陸新幹線)で東京〜長野間を移動する方法です。この区間を走る新幹線は以前、「長野新幹線」と呼ばれていましたが、2015年3月の北陸新幹線開業後は、「北陸新幹線」の名称に統一されました。
新幹線のメリットは、もちろんスピードです。そして、時間通りに運転する確率が高い「定時性」にも優れています。
通常の新幹線きっぷは比較的割高ですが、割引きっぷを利用することである程度費用を抑えることが可能です。
以下の表は、東京〜長野間の新幹線きっぷ一覧(2024年4月時点)です。価格は、大人1名が通常期に乗車する場合の価格です。
普通車は背景を白、グリーン車は背景を緑、グランクラスは背景を水色で示しました。
※2020年3月以降の変更点
- モバイルSuica特急券(スーパーモバトクを含む)は、2020年3月13日乗車分でサービス終了になりました。
- eきっぷ(東京〜上越妙高の各区間)は、2020年3月13日乗車分で発売終了になりました。
- 新幹線eチケットが、2020年3月14日から発売開始されました。
- タッチでGo!新幹線が、2021年3月13日から発売開始されました。
- 新幹線回数券(普通車)が、2021年6月30日で発売終了になりました。
- グリーン車料金・グランクラス料金が、2022年3月12日のダイヤ改正で改定(値上げ)になりました。
- 『はくたか』のグランクラス「飲料・軽食あり」サービスが、2022年10月1日から「飲料・軽食なし」サービスに変更されました。
きっぷの種類 | 価格 | 条件等 |
---|---|---|
新幹線eチケット(トクだ値14)(あさま) | 5,680円 | えきねっと限定 |
新幹線eチケット(トクだ値1)(あさま) | 7,320円 | えきねっと限定 |
タッチでGo!新幹線 | 7,810円 | 自由席のみ |
定価のきっぷ(自由席) | 7,810円 | |
新幹線eチケット | 8,140円 | えきねっと限定 |
定価のきっぷ(指定席) | 8,340円 |
きっぷの種類 | 価格 | 条件等 |
---|---|---|
新幹線eチケット(トクだ値14)(あさま) | 8,240円 | えきねっと限定 |
新幹線eチケット | 11,800円 | えきねっと限定 |
定価のきっぷ | 12,000円 |
きっぷの種類 | 価格 | 条件等 |
---|---|---|
新幹線eチケット | 14,950円 | えきねっと限定 |
定価のきっぷ | 15,150円 |
上の表で「えきねっと会員限定」と表示しているきっぷは、JR東日本の予約サイト「えきねっと」(会員登録無料)で購入できます。
宿泊の予定がある場合(PR)
新幹線で東京〜長野を往復、かつ宿泊の予定がある場合は、新幹線とホテル宿泊がセットになったパッケージツアーを利用するという選択肢もあります。
条件にもよりますが、新幹線やホテルを個別に手配するよりも、全体の費用が安くなるケースがあります。
JR東日本系列の旅行会社『びゅう』が、新幹線とホテル宿泊をセットにしたダイナミックレールパックを販売しています。
ダイナミックレールパックでは列車やホテルの条件をある程度細かく設定することが可能で、予約したチケットはJR東日本の指定席券売機で受け取ることができます。
スポンサーリンク
まとめ
東京〜長野の移動手段を表にしてまとめると、以下のようになります。
交通機関 | 費用(片道) | 所要時間 |
---|---|---|
高速バス | 2,300円〜 | 約3時間40分〜4時間 |
JR在来線 | 5,170円 | 約7時間 |
新幹線 | 5,680〜17,240円 | 約1時間50分〜 |
- 東京〜長野は、新幹線か高速バスで移動する方が大多数です。
- スピードと「定時性」を重視するなら新幹線です。
- 新幹線のきっぷは比較的割高ですが、割引きっぷの利用である程度費用を抑えることは可能です。
- 時間がかかっても安さを重視するなら、高速バスです。東京〜長野間の高速バスは比較的運転本数が多いです。
- JR在来線については、青春18きっぷや北海道&東日本パスなどのフリーきっぷの利用期間中であれば、格安で移動することが可能です。週末に移動するなら、週末パスも使えます。