特急ワイドビュー南紀(名古屋〜新宮・紀伊勝浦)割引&乗車ガイド【2020年度版】

特急ワイドビュー南紀

特急『ワイドビュー南紀』(写真:PIXTA)

特急『ワイドビュー南紀』の基本データや、おトクな割引きっぷなど、乗車前に役立つ方法をまとめました。

特急『ワイドビュー南紀』の基本データ

特急『ワイドビュー南紀』路線図

特急『ワイドビュー南紀』路線図(国土地理院「地球地図日本」データ、国土交通省「国土数値情報」鉄道データを元に、格安旅行ナビが加工・作成。駅名は、主な停車駅のみ表示)

特急『ワイドビュー南紀』(特急『南紀』)は、名古屋駅と三重県・和歌山県の南紀地方(新宮駅・紀伊勝浦駅)を結ぶJRの特急列車です。

特急『ワイドビュー南紀』の基本データは、以下のようになっています。

運転本数

名古屋駅〜紀伊勝浦駅間を1日3往復、名古屋駅〜新宮駅間を1日1往復

所要時間

約4時間(名古屋〜紀伊勝浦)・約3時間20分(名古屋〜新宮)

車両編成

4両編成(自由席車両1両・指定席車両2両・指定席/グリーン席車両1両)

運転本数

下り・上り各7本

時刻・運行情報

特急『ワイドビュー南紀』の発着時刻や運行情報は、JR東海の公式サイトをご覧ください。

停車駅

名古屋・桑名・四日市・鈴鹿・津・松阪・多気・三瀬谷・紀伊長島・尾鷲・熊野市・新宮・紀伊勝浦

その他

  • 普通車自由席は、車掌によるきっぷの検札があります。
  • 車内販売はありません。
  • 無料Wi-Fiサービスの利用が可能です。

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特急『ワイドビュー南紀』の運賃・料金(主な区間)

最初に、特急『ワイドビュー南紀』の運賃・料金について確認しておきます。

大人1名が通常期に乗車するという条件です。普通車指定席の場合、繁忙期はプラス200円、閑散期はマイナス200円になります。

特急「ワイドビュー南紀」の運賃・料金(主な区間のみ・通常期)
区間普通車自由席普通車指定席グリーン車
名古屋〜四日市1,140円1,770円2,540円
名古屋〜津2,270円2,900円3,670円
名古屋〜松阪3,210円3,740円4,510円
津〜新宮・紀伊勝浦5,280円5,810円8,080円
名古屋〜尾鷲5,680円6,210円8,480円
四日市〜新宮6,120円6,650円8,920円
四日市〜紀伊勝浦6,450円6,980円9,250円
名古屋〜熊野市6,450円6,980円9,250円
名古屋〜新宮7,000円7,530円11,190円
名古屋〜紀伊勝浦7,330円7,860円11,520円

特急『ワイドビュー南紀』と競合する移動手段

特急『ワイドビュー南紀』と競合する移動手段は、高速バスです。具体的には以下の路線です。

※他にも、名古屋〜四日市などを結ぶ近距離高速バス路線もありますが、ここでは扱いません。

高速バスと、特急『ワイドビュー南紀』の所要時間と費用を表で比較してみます。比較する区間は、名古屋〜新宮(高速バスは名鉄バスセンター〜三交新宮駅前間)です。

名古屋〜新宮
所要時間費用(大人1名)
高速バス 名古屋南紀高速線約4時間4,200円
特急『ワイドビュー南紀』約3時間30分7,000〜11,190円

高速バスのほうが運賃が安く、所要時間は長いです。なお、特急『ワイドビュー南紀』と高速バスでは、停車する駅(停留所)が違うので注意が必要です。

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特急『ワイドビュー南紀』の割引きっぷ

特急『ワイドビュー南紀』の割引きっぷには、以下のようなものがあります。

  • 南紀往復割引きっぷ
  • 南紀・熊野古道フリーきっぷ
  • ハッピー名古屋往復きっぷ
  • 南紀特急回数券
  • ジパング倶楽部(シニア限定)
  • 学生割引(学生限定)

それぞれの内容について、以下で見ていきましょう。

南紀往復割引きっぷ

南紀往復割引きっぷは、JR東海が発売している往復きっぷです。特急ワイドビュー南紀の普通車指定席を利用できます。

区間は津、松坂、紀伊勝浦、新宮など主に三重県、和歌山県内の区間に設定されています。

紀伊長島、尾鷲、熊野市の各駅で発売しています。名古屋方面からの設定はないので注意が必要です。

また、繁忙期(4月27日~5月6日、8月11日~20日、12月28日~翌年1月6日)には使用できません。

南紀往復割引きっぷの価格(主な区間のみ)
区間価格(大人)
津〜尾鷲7,040円
津〜熊野市8,110円
津〜新宮9,280円
津〜紀伊勝浦9,410円

南紀・熊野古道フリーきっぷ

南紀・熊野古道フリーきっぷは、JR東海が発売している「往復+フリーエリア乗り放題」タイプのきっぷです。

東海地方の主な駅を出発点として、南紀や熊野古道へ行くのに便利なきっぷです。

具体的には、特急『ワイドビュー南紀』の普通車指定席往復と、フリー区間内での特急・普通列車の普通車自由席乗り降り自由がセットになっています。

そして、フリー区間内では指定の路線バスが乗り降り自由です。

南紀・熊野古道フリーきっぷには伊勢路コース中辺路コースがあり、それぞれフリー区間が違います。

南紀・熊野古道フリーきっぷの有効期間は3日間です。3日以内に往復する必要があります。

また、繁忙期(4月27日~5月6日、8月11日~20日、12月28日~翌年1月6日)には利用できません。

以下は、主な出発地の価格です。他にも出発地の設定はあります。

南紀・熊野古道フリーきっぷの価格(主な出発地のみ)
出発地伊勢路コース中辺路コース
名古屋(市内)8,380円9,970円
豊橋9,960円11,540円
尾張一宮〜岐阜間8,910円10,490円
亀山〜多気間7,860円9,430円

主な区間については、1回往復するだけで元が取ることが可能です。

ハッピー名古屋往復きっぷ

※『ハッピー名古屋往復きっぷ』の2〜4人用は、2021年2月28日利用開始分で発売終了になります。1人用は引き続き発売されます。(2021年1月22日追記)

ハッピー名古屋往復きっぷは、JR東海が発売している往復きっぷです。南紀地区から名古屋へ行くのにお得なきっぷです。

名古屋駅の駅ビルなどで使える商品券(5,000円相当)が付いているのが特徴です。繁忙期(4月27日~5月6日、8月11日~20日、12月28日~翌年1月6日)には使用できません。

ハッピー名古屋往復きっぷの価格(熊野市〜紀伊長島発)
人数価格
1人用13,800円
2人用18,610円
3人用23,110円
4人用27,290円

南紀特急回数券

南紀特急回数券は、JR東海が発売する4枚つづりの回数券です。特急ワイドビュー南紀の普通車自由席を利用できます。

津、松坂、紀伊勝浦、新宮など主に三重県、和歌山県内の区間に設定されています。

繁忙期(4月27日~5月6日、8月11日~20日、12月28日~翌年1月6日)には使用できません。

南紀特急回数券の価格(主な区間のみ)
区間価格(1枚あたりの価格)
津〜尾鷲12,400円3,100円
津〜熊野市14,560円3,640円
津〜新宮16,920円4,230円
津〜紀伊勝浦17,120円4,280円

ジパング倶楽部(シニア限定)

ジパング倶楽部はJRが運営しているシニア向けの会員制サービスです。入会資格は男性65歳以上、女性60歳以上です。

JR線を営業キロで片道・往復・連続201キロ以上利用するという条件で、運賃・料金が2〜3割引になります。

学生割引(学生限定)

学生割引は、JRから指定を受けた中学・高校・大学・専修・各種学校の生徒が利用できる割引制度です。営業キロ(片道)が101キロ以上の場合、運賃が20%割引になります。

学生割引はJR線の区間のみに適用されます。学生割引を利用してJRと私鉄の区間にまたがって乗車する場合は、JR線と各私鉄のそれぞれのきっぷを別途購入する必要があります。

なおワイドビュー南紀の一部区間(河原田〜津)は、伊勢鉄道の区間を走ります。そのため、学生割引が適用される条件である「営業キロ(片道)が101キロ以上」を満たす区間は、津〜新宮など一部区間に限られてくるので注意が必要です。

価格を比較

上で紹介した割引きっぷの価格と、所定の運賃・料金を比較してみます。通常期に大人1名が、特急『ワイドビュー南紀』の普通車で往復する場合の比較です。

断りがなければ、指定席を利用するものとします。ハッピー名古屋往復きっぷは、1人あたりの価格で計算しています。南紀特急回数券は、1枚あたりの価格です。

名古屋⇔新宮(往復)
きっぷの種類費用
南紀・熊野古道フリーきっぷ(中辺路コース)9,970円
所定の運賃・料金15,060円
津⇔新宮(往復)
きっぷの種類費用
南紀特急回数券(自由席)8,460円
南紀往復割引きっぷ9,280円
南紀・熊野古道フリーきっぷ(中辺路コース)9,430円
所定の運賃・料金11,620円
名古屋⇔尾鷲(往復)
きっぷの種類費用
ハッピー名古屋往復きっぷ(4人用)6,823円
ハッピー名古屋往復きっぷ(3人用)7,703円
南紀・熊野古道フリーきっぷ(伊勢路コース)8,380円
ハッピー名古屋往復きっぷ(2人用)9,305円
所定の運賃・料金12,420円
ハッピー名古屋往復きっぷ(1人用)13,800円

特急『ワイドビュー南紀』の予約

特急『ワイドビュー南紀』の指定席券を予約・購入するには、主に以下のような方法があります。

  • JR駅の『みどりの窓口』で予約・購入
  • 主要旅行会社の窓口で予約・購入
  • 指定席券売機(主要駅にのみ設置)で予約・購入
  • インターネット予約サイト(えきねっとe5489)で予約・購入

インターネット予約サイトできっぷを予約・購入する場合、きっぷを受け取れる場所に制限があるので、注意が必要です。お住まいの地域によっては、きっぷの受け取りができない場合があります。

特急『ワイドビュー南紀』の場合、『えきねっと』で予約・購入したきっぷはJR東日本エリア内の駅、『e5489』で予約・購入したきっぷはJR西日本JR四国JR九州エリア内の駅での受け取りが可能です。

JR東海エリア内にお住まいの場合、JR東海が在来線特急列車のインターネット予約サービスを提供していないので、基本的にインターネット予約以外の方法できっぷを予約・購入する必要があります。

※2019年4月1日から、『e5489』で購入した特急『ワイドビュー南紀』のきっぷを、JR東海エリア内の主要駅で受け取ることが可能になりました。

なお、上の項目で紹介した割引きっぷは、インターネットでは基本的に購入できません。

特急列車の予約方法(きっぷの買い方)についてさらに詳しくは、以下の記事をご覧ください。

 新幹線(特急列車)きっぷの買い方ガイド

特急『ワイドビュー南紀』の空席状況

特急『ワイドビュー南紀』の最新空席状況は、JRサイバーステーションで確認(6時30分〜22時30分)できます。

座席単位の細かい空席状況まではわかりませんが、列車ごとの大まかな空席状況は確認できます。

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