
東寺と冬の京都
目次
JR西日本が、2021〜2022年版『冬の関西1デイパス』を2021年11月24日から発売しています。
関西1デイパスは、シーズンごとに期間限定で発売されるフリーきっぷで、関西エリアの指定交通機関が1日乗り降り自由になるのが特徴です。
以下では、2021〜2022年版『冬の関西1デイパス』の内容について紹介します。
- 『冬の関西1デイパス』(JRおでかけネット)
スポンサーリンク
『冬の関西1デイパス』(2021〜2022年版)の主な特徴

関西1デイパス JR自由周遊区間(国土地理院「地球地図日本」データ、国土交通省「国土数値情報」鉄道データを元に、格安旅行ナビが加工・作成)
関西エリアのJR普通・快速列車と大阪水上バスなどが1日乗り放題
JR自由周遊区間(地図参照)の普通・快速列車の普通車自由席が1日乗り放題になるというのが一番の特徴です。北は福井県から南は和歌山県までの広いエリアをカバーしています。
また、大阪水上バス(「アクアライナー」「水都号アクアmini」)に乗船することもできます。
なお新幹線には乗車できません。新幹線以外の特急列車には、特急券を別に購入すれば乗車できます。
4種類のチケットのうち1つと引き換え可能
4種類のオプションチケットのうち、いずれか1つと引き換えることができます。チケットは所定の場所で引き換えます。
このチケットの内容はシーズンごとに異なっていて、2021〜2022年版『冬の関西1デイパス』では、以下の内容になっています(一部内容に省略あり)。今回、有馬温泉チケットが初めて設定されました。
【びわ湖チケット】(京阪)
- 京阪電車(御陵駅〜びわ湖浜大津駅・石山寺駅〜坂本比叡山口駅)1日乗り放題
- 琵琶湖汽船(ビアンカ60・80・南湖遊覧ボート・ 竹生島クルーズ・雪見船のいずれか)
【高野山チケット】(南海)
- 南海電鉄 新今宮駅〜高野山駅(ケーブル含む)の往復(途中下車不可)
- 南海りんかんバス 高野山内1日乗り放題(一部路線を除く)
- 拝観料割引特典(金剛峯寺、金堂、根本大塔、霊宝館)
- お土産・飲食割引特典(珠数屋四郎兵衛、中本名玉堂、高野茶屋、和久)
【奈良・西ノ京・斑鳩チケット】(近鉄)
- 近鉄電車(鶴橋駅または京都駅〜フリー区間)の往復(途中下車不可)
- 近鉄電車フリー区間(学園前駅〜近鉄奈良駅及び平城駅〜筒井駅)1日乗り放題
- 奈良交通バス(奈良公園・西ノ京・斑鳩エリア)1日乗り放題
- 拝観料金優待(春日大社(国宝殿)、興福寺(国宝館・東金堂)、 元興寺、大安寺、唐招提寺、薬師寺)
【有馬温泉チケット】(神戸電鉄)
- 神戸市営地下鉄(三宮駅〜谷上駅)の往復 ※途中下車不可
- 神戸電鉄(谷上駅~有馬温泉駅)の往復 ※三宮駅〜有馬温泉駅間は途中下車不可
- 有馬温泉周辺の一部施設の割引
『冬の関西1デイパス』の発売期間・利用期間(2021〜2022年版)
発売期間
2021年11月24日(水) 〜 2022年2月27日(日)
利用期間
2021年12月1日(水) 〜 2022年2月28日(月)の1日間
『冬の関西1デイパス』の発売箇所(2021〜2022年版)
駅の『みどりの窓口』では購入できないので注意が必要です。
『冬の関西1デイパス』の価格(2021〜2022年版)
【おとな】3,600円
【こども】1,800円
参考として、主な交通機関と区間の運賃(大人・片道)を掲載します。元を取るための参考にしてください。
仮にJRだけに乗車する場合、片道1,800円以上の区間を往復すれば元が取れます。
交通機関 | 区間 | 運賃 | 備考 |
---|---|---|---|
JR西日本 | 大阪〜京都 | 570円 | |
JR西日本 | 大阪〜奈良 | 810円 | |
JR西日本 | 大阪〜和歌山 | 1,270円 | |
JR西日本 | 大阪〜姫路 | 1,520円 | |
JR西日本 | 大阪〜米原 | 1,980円 | |
JR西日本 | 大阪〜敦賀 | 2,310円 | |
大阪水上バス | 大阪城・中之島めぐり | 1,740円 | |
京阪電車 | 御陵〜びわ湖浜大津 | 240円 | びわ湖チケット |
京阪電車 | 御陵〜坂本比叡山口 | 330円 | びわ湖チケット |
南海電車 | 新今宮〜高野山 | 1,390円 | 高野山チケット |
近鉄 | 鶴橋〜近鉄奈良 | 500円 | 奈良・西ノ京・斑鳩チケット |
近鉄 | 京都〜近鉄奈良 | 640円 | 奈良・西ノ京・斑鳩チケット |
神戸市営地下鉄・神戸電鉄 | 三宮〜有馬温泉 | 680円 | 有馬温泉チケット |
スポンサーリンク
まとめ
2020〜2021年版『冬の関西1デイパス』を紹介しました。冬に関西エリアを日帰りで周遊するのに便利なきっぷです。
上でも見たように、内容が盛りだくさんなのがこの関西1デイパスの特徴です。内容が充実している反面、価格がやや高めなので、元を取るにはそれなりの距離を移動する必要があります。
事前に通行するルートの運賃を計算して、元が取れるように旅程を組むといいでしょう。近場へ移動するだけなら、普通にきっぷを購入するほうが安くなるケースが多いです。