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『えちごワンデーパス』は、JR東日本が発売しているフリーきっぷです。
新潟県内を中心とするフリーエリアの普通列車・快速列車が、1日間乗り放題になります。以下では、『えちごワンデーパス』の内容をまとめました。
- えちごワンデーパス(JR東日本)
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『えちごワンデーパス』の主な特徴
フリーエリア内の普通・快速列車が1日乗り放題
フリーエリア内の普通・快速列車の普通車自由席が1日乗り放題です。フリーエリアは新潟駅〜長岡駅などを含む新潟県の下越地方・中越地方を中心とするエリアです。
ちなみに1駅(小国駅)だけですが、山形県もエリアに入っています。
フリーエリア内の主な駅を地図で示します。
特急券を購入すれば新幹線・特急列車にも乗車できる
特急券を購入すれば新幹線・特急列車にも乗車できます。新幹線に乗車できるのは、上越新幹線の新潟〜長岡間です。
『えちごワンデーパス』の発売期間・利用期間
発売期間
通年
利用期間
通年
『えちごワンデーパス』の価格
【大人】1,570円
【小児】780円
参考として、新潟駅を起点とする主な区間の運賃(大人・片道)を掲載します。元を取るための参考にしてください。
運賃が785円以上の区間なら、1回往復すれば元が取れます。
区間 | 運賃(大人・片道) |
---|---|
新潟〜弥彦 | 770円 |
新潟〜長岡 | 1,170円 |
新潟〜村上 | 1,170円 |
新潟〜出雲崎 | 1,170円 |
新潟〜小千谷 | 1,340円 |
次に、新幹線を利用するケースで比較してみます。大人1名が、上越新幹線『とき』の普通車自由席で新潟〜長岡間を往復するという条件です。
- 普通にきっぷを購入する場合:6,080円
- えちごワンデーパスを利用する場合:5,310円
『えちごワンデーパス』を利用すると、770円安くなる計算(割引率は12.4%)です。
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関連するきっぷ
以下では、『えちごワンデーパス』と関連するきっぷを紹介します。
えちごツーデーパス
『えちごツーデーパス』は、『えちごワンデーパス』の2日間バージョンとも言えるきっぷです。
『えちごワンデーパス』よりフリーエリアが広く、越後湯沢駅や直江津駅などもエリアに含まれています。有効期間は2日間です。通年での発売ではなく、月曜日〜木曜日は利用できません。
『えちごツーデーパス』の価格は、以下の通りです。
【大人】2,740円
【小児】1,370円
えちご料金回数券
『えちご料金回数券』は、4枚つづりの新幹線回数券です。特急列車の普通車自由席に乗車できます。きっぷに含まれるのは特急料金分のみなので、乗車券は別に購入する必要があります。
『えちご料金回数券』の有効期限は1ヶ月間です。1ヶ月以内に設定区間内を2回往復する方向けのきっぷです。
『えちご料金回数券』の価格(新潟〜長岡)は、以下の通りです。新潟〜長岡間は、上越新幹線に乗車できます。新潟〜長岡以外にも設定区間はあります。
【新潟〜長岡】4,000円
雪国観光パス(期間限定発売)
『雪国観光パス』は、主に新潟県の中越地方をフリーエリアとする期間限定のフリーきっぷです。長野県や群馬県、福島県の一部もフリーエリアに含まれています。
また北越急行ほくほく線の一部区間や、一部の路線バスにも乗車できます。有効期間は2日間です。通年では発売していません。
『雪国観光パス』の価格は、以下の通りです。
【大人】2,620円
【小児】30円
まとめ
『えちごワンデーパス』を紹介しました。新潟県内、特に新潟市近郊と長岡市近郊を安く移動するのに便利なきっぷです。
『えちごワンデーパス』の一番のメリットは通年で使えることで、他の多くのフリーきっぷのように週末限定ではありません。フリーエリアはあまり広くないですが、1,570円で移動できる範囲としては十分だと思います。
また、別に特急券を購入すれば新幹線にも乗車できます。新潟〜長岡間を新幹線で少しでも安く往復するのに便利です。