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『東京フリー乗車券』は、JR東日本が発売している『往復+フリー』タイプのきっぷです。山形県の庄内地方や福島県の相馬地方から、東京方面へ往復するためのきっぷです。
このきっぷは元々2012年3月まで『庄内・東京フリー乗車券』として発売されていましたが、現在は『東京フリー乗車券』として発売されています。
以下では、東京フリー乗車券の詳しい内容について紹介します。
東京フリー乗車券(JR東日本)
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『東京フリー乗車券』の主な特徴
『往復+フリー』タイプの乗車券
東京フリーエリアまでの往復と、東京フリーエリアでの乗り降り自由がセットになっています。以下の出発地が設定されています。
- 遊佐~酒田~あつみ温泉(山形県)
以下のいずれかのルートを利用できます。
特急券を購入すれば新幹線・特急列車にも乗車できる
乗車券なので、別に特急券を購入すれば新幹線・特急列車にも乗車できます。
東京フリーエリアでは普通列車・快速列車が乗り降り自由
東京フリーエリアでは、JRの普通列車・快速列車が乗り降り自由です。また、東京臨海高速鉄道(りんかい線)と東京モノレールにも乗車できます。東京フリーエリアの範囲についてはこちらをご覧ください。
有効期間は4日間
有効期間は4日間です。4日以内に往復する必要があります。
乗車開始日の前日までの購入が必要
『東京フリー乗車券』は、乗車開始日の前日までの購入が必要です。乗車開始日当日には購入できないので注意が必要です。
『東京フリー乗車券』の発売期間・利用期間(2022年度)
発売期間
2023年3月27日(月)まで
乗車日の1ヶ月前〜前日までの発売
利用期間
2023年3月31日(金)まで
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東京フリー乗車券の価格
出発地 | 価格(大人) |
---|---|
遊佐~酒田~あつみ温泉 | 11,420円 |
東京フリー乗車券と、所定のきっぷの費用を比較してみます。大人1名が通常期に、新幹線・特急列車の普通車指定席を利用して各区間を往復するという条件です。東京フリー乗車券の場合、特急券は別途購入します。
ルートは新潟まで特急『いなほ』を利用し、新潟で上越新幹線『とき』に乗り換えるものとします。
区間 | 東京フリー乗車券を利用 | 正規の運賃・料金(往復) | 割引率 |
---|---|---|---|
鶴岡〜東京 | 23,380円 | 27,360円 | 14.5% |
酒田〜東京 | 23,780円 | 29,080円 | 18.2% |
『東京フリー乗車券』の利用方法は他にもいろいろあります。新幹線や特急列車を利用せずに移動するというのも利用方法の1つです。
上の比較は一例にすぎませんので、あくまでも参考としてご覧ください。
まとめ
『東京フリー乗車券』を紹介しました。山形県の酒田・鶴岡エリアにお住まいの方が、東京まで往復するのに便利なきっぷです。
乗車券タイプなので、特急券を購入すれば新幹線や特急列車にも乗車できます。距離が長いので、特急券を購入して新幹線や特急列車に乗車する使い方のほうが一般的だと思います。
上で見たように割引率がそれなりに高いので、正規の乗車券を購入して往復するよりは確実にお得です。また東京フリーエリアでは乗り降り自由なので、首都圏での移動にも便利です。