目次
『阪神往復フリーきっぷ』は、JR四国が発売しているおトクなきっぷです。新幹線や特急列車を利用して、四国から大阪・神戸方面へ行く方向けの内容になっています。
以下では、『阪神往復フリーきっぷ』の主な特徴などをまとめました。
- 阪神往復フリーきっぷ(4日間用)(JR四国)
- 阪神往復フリーきっぷ(土休日2日間用)(JR四国)
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『阪神往復フリーきっぷ』の特徴
「往復+フリーエリア乗り放題」タイプのきっぷ
四国各地〜岡山までは特急列車の普通車指定席、岡山〜阪神フリーエリアまでは新幹線の普通車指定席を利用できます。つまり、新幹線と特急列車は岡山駅で乗り換えます。
阪神フリーエリアでは、快速・普通列車の普通車自由席が乗り降り自由です。
なお高松〜岡山間については、普通列車の普通車自由席に乗車できます。
「4日間用」「土休日2日間用」の2つのタイプがある
それぞれのタイプごとに、購入できる年齢と有効期間などが決まっています。
「4日間用」の有効期間は4日間、「土休日2日間用」の有効期間は土日祝日などの2日間です。
サンライズ瀬戸号は利用できない
夜行寝台列車の『サンライズ瀬戸』号は利用できません。
小児用の価格が安い
小児用の価格が、大人用の半額以下に設定されています。
『阪神往復フリーきっぷ』の発売期間・利用期間(2023年度)
発売期間
【4日間用】2024年3月31日まで
【土休日2日間用】2024年3月29日まで
利用期間
【4日間用】2024年4月3日まで
【土休日2日間用】2024年4月1日まで
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『阪神往復フリーきっぷ』の価格
阪神往復フリーきっぷの価格は、出発地(発ゾーン)によって違います。以下の表において、主なゾーンの価格と通常の運賃・料金、割引率を示しました。
通常の運賃・料金は、大人1名が、通常期に特急列車と新幹線『のぞみ』の普通車指定席で各区間(高松・松山・高知〜新大阪間)を往復するという条件です。高松〜岡山間は、快速『マリンライナー』の普通車自由席に乗車するものとします。
発ゾーン(区間) | 価格 | 通常の運賃・料金 | 割引率 |
---|---|---|---|
高松ゾーン(高松〜新大阪) | 13,780円 | 17,480円 | 21.2% |
高知ゾーン(高知〜新大阪) | 17,790円 | 25,640円 | 30.6% |
松山・今治ゾーン(松山〜新大阪) | 18,500円 | 27,180円 | 31.9% |
発ゾーン(区間) | 価格 | 通常の運賃・料金 | 割引率 |
---|---|---|---|
高松ゾーン(高松〜新大阪) | 12,920円 | 17,480円 | 26.1% |
高知ゾーン(高知〜新大阪) | 16,690円 | 25,640円 | 34.9% |
松山・今治ゾーン(松山〜新大阪) | 17,410円 | 27,180円 | 35.9% |
割引率は、「大人・土休日2日間用」のほうが「大人・4日間用」より安いです。
まとめ
『阪神往復フリーきっぷ』を紹介しました。四国から大阪・神戸地区へ、新幹線と特急列車を利用してリーズナブルに行くのに便利なきっぷです。
フリーエリアでは快速・普通列車が乗り降り自由なので、大阪・神戸地区を観光するのに使えます。
なお、大人2人以上で旅行するなら、大阪こだま指定席往復きっぷ(神戸こだま指定席往復きっぷ)のほうがさらに安いです。
大阪こだま指定席往復きっぷ(神戸こだま指定席往復きっぷ)は、2名以上で旅行する場合にのみ発売という縛りがついている分、安くなっています。
阪神往復フリーきっぷは主に1人で移動される方向けのきっぷですが、小児用の価格が安いので、家族旅行などにも向いています。