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名鉄の株主優待乗車証とは?
東海地方最大の私鉄である名鉄(名古屋鉄道)は、自社の株主に対して株主優待を毎年送付しています。
その株主優待の一つが、株主優待乗車証です。以下では、名鉄の株主優待乗車証の使い方や入手方法について紹介します。
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名鉄の株主優待乗車証について
名鉄の株主優待乗車証には、以下の2つのタイプがあります。それぞれのタイプについて、簡単に説明します。
- 電車線片道乗車証(普通乗車券方式)
- 電車・名鉄バス全線乗車証(パス券方式)
電車線片道乗車証(普通乗車券方式)
電車線片道乗車証は、名鉄の電車に片道1回乗車できる普通乗車券方式の乗車証です。
電車線片道乗車証を得るためには、最低3,000株以上保有する必要があります。ミュースカイ(特急)に乗車するためには特別車両券(360円)を別途購入する必要があります。
途中下車は無効なので、なるべく長い区間を移動したほうがお得です。例えば豊橋〜名鉄名古屋、名鉄名古屋〜中部国際空港、豊橋〜名鉄岐阜のような長距離区間です。
参考として、主な区間の運賃を以下に示しました。電車線片道乗車証の入手コストが運賃を下回っていれば、電車線片道乗車証を使ったほうがお得になります。
名鉄の主要区間の片道運賃を掲載します。
区間 | 運賃(大人) |
---|---|
名鉄名古屋〜東岡崎 | 650円 |
名鉄名古屋〜中部国際空港 | 850円 |
名鉄名古屋〜豊橋 | 1,080円 |
名鉄岐阜〜中部国際空港 | 1,310円 |
豊橋〜中部国際空港 | 1,590円 |
電車・名鉄バス全線乗車証(パス券方式)
名鉄の電車と名鉄バスに何回でも乗車できる乗り放題タイプの乗車証です。区間は決まっていないので、任意の区間に乗車することができます。
電車・名鉄バス全線乗車証を得るためには、最低40,000株以上保有する必要があります。電車線片道乗車証と比較すると、入手するためのハードルが断然高くなっています。
なお電車・名鉄バス全線乗車証は、ICカード『manaca』に移し替えて利用することも可能です。詳しくはこちらをご覧ください。
名鉄の株主優待乗車証の入手方法
名鉄の株主になる
名鉄の株主になって、権利落ち確定日(3月末・9月末)まで必要な株式数を保有すれば、株主優待乗車証を含めた株主優待が送られてきます。
2015年後半、名鉄の株価はだいたい480円前後で推移していました。電車線片道乗車証を得るのに必要な最低株数が3000株なので、最低投資金額として約144万円が必要です。
電車・名鉄バス全線乗車証の場合は必要な最低株数が40,000株なので、最低でも1,920万円以上が必要な計算になってきます。
最低投資金額が比較的高額で、株式の保有には株価下落リスクもあるので、株式投資未経験・初心者の方には、株主になるという選択肢はあまりおすすめできません。
株主になる以外の選択肢として、以下で紹介する金券ショップやネットオークションを利用する方法があります。
金券ショップで購入する
名鉄の株主優待乗車券を取り扱っている金券ショップで購入する方法です。
在庫があるかどうかは店次第ですが、名鉄沿線の金券ショップなら、株主優待乗車証を扱っている可能性が高くなります。
名鉄の株主優待乗車証を取り扱っている主な金券ショップ
- チケットショッププラス(豊橋市・岡崎市・浜松市)
- チケットNAVi(岡崎市)
- チケットステーション(名古屋市)
- チケットセンター(名古屋市・春日井市・小牧市)
- 名駅チケット(名古屋市)
ネットオークションで入手する
ヤフオク!に代表されるネットオークションで、名鉄の株主優待乗車証を落札する方法です。
入札から株主優待乗車証が届くまである程度時間がかかるので、ある程度時間のある方におすすめです。
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まとめ
名鉄の株主優待の一つ、株主優待乗車証について紹介しました。名鉄の株主優待乗車証には、以下の2つのタイプがあります。
- 電車線片道乗車証(普通乗車券方式)
- 電車・名鉄バス全線乗車証(パス券方式)
手軽に使えるのは、普通乗車券方式の株主優待乗車証です。名鉄の電車に片道1回乗車できるので、なるべく長距離の移動で利用するのがお得です。
そして、名鉄の株主優待乗車証を入手するには以下の3つの方法があります。
- 名鉄の株主になる
- 金券ショップで購入する
- ネットオークションで入手する
名鉄の株主になるという方法は、入手コストがほとんどかかりません。ただし株式投資未経験・初心者の方にとって、ややハードルが高い方法です。
入手コストはかかりますが、金券ショップやネットオークションで入手する方法のほうが、より手軽です。