大阪〜名古屋の移動手段(公共交通機関)をまとめました。大阪→名古屋、名古屋→大阪、両方向の移動が対象です。
なお名古屋〜京都の移動手段については、別の記事で扱っています。詳しくは以下の記事をご覧ください。
目次
大阪〜名古屋間の位置
まず、大阪〜名古屋の位置について確認しておきましょう。大阪駅〜名古屋駅の直線距離は136.8km、JRの営業キロは190.4kmです。
大阪〜名古屋の主な移動手段
そして、大阪と名古屋を結ぶ主な移動手段には、以下のようなものがあります。
- 高速バス
- 鉄道(近鉄)
- 鉄道(JR在来線)
- 鉄道(新幹線)
それぞれの移動手段について、以下で見ていきましょう。
高速バス
片道費用1,600円〜
所要時間約3〜5時間
高速バスで大阪〜名古屋間を移動する方法です。以下の表は、大阪〜名古屋間の主な高速バス一覧です。運賃等は2023年10月調査時点での情報です。
運行会社 | 運賃(片道) | 時間帯 | 座席 |
---|---|---|---|
名神ハイウェイバス大阪線 | 1,600〜3,100円 | 昼 | 4列 |
青春大阪ドリーム名古屋号 | 2,800〜3,970円 | 夜 | 4列 |
名古屋特急ニュースター号 | 2,200〜4,000円 | 昼 | 4列 |
ウィラーエクスプレス | 1,600円~ | 昼・夜 | 4列 |
サンシャインツアー | 2,000円~ | 昼・夜 | 3・4列 |
JAMJAM LINER | 2,000円〜 | 昼・夜 | 3・4列 |
- 高速バスは、大阪〜名古屋の移動手段の中で最もリーズナブルな移動手段です。大阪〜名古屋間は比較的距離が短いので、昼行便の運行が多いです。
- 早割タイプの運賃がされている高速バスの場合、早めに予約をすることで、運賃が安くなります。予定が決まっている場合は、早めに予約手続きを進めるといいでしょう。
鉄道(近鉄)
片道費用2,860〜5,310円
所要時間約2時間10分 〜 3時間20分
近鉄(近畿日本鉄道)の電車で大阪〜名古屋間を移動する方法です。以下の表に、大阪難波駅〜近鉄名古屋駅間の運賃・料金(大人・片道)を車種別に示しました。
※2023年4月1日から近鉄の運賃が改定(値上げ)されました。
種類 | 運賃・料金 |
---|---|
普通列車・急行列車 | 2,860円 |
特急列車(普通車) | 4,790円 |
特急列車(デラックスカー) | 5,310円 |
- 名古屋〜大阪の移動手段の中で、新幹線の次のグレードに位置するのが、近鉄の特急列車(アーバンライナー)です。
- 近鉄の特急列車は新幹線の次にスピードが速いですが、新幹線よりも1時間以上時間がかかります。
- 週末に移動する場合、『近鉄週末フリーパス』(4,400円)を利用すると、運賃が片道あたり2,200円と割安になります。近鉄週末フリーパスを利用する場合、特急料金は別に支払う必要があります。
- 大阪〜名古屋を近鉄で移動する回数が多い方は、回数券を利用する方法もあります。『名阪ビジネス回数きっぷ』(28,600円)は、乗車券が14枚セットになった回数券(有効期間は3ヶ月)で、乗車券10枚分の価格で購入できます。なおアーバンライナーに乗車する場合は、特急券を別に購入する必要があります。
- 近鉄の株主優待を利用して割安に移動する方法もあります。近鉄の株主優待は、金券ショップやネットオークションなどで入手できます。株主優待を利用する際は、なるべく入手コストを安く抑えるのがポイントです。
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鉄道(JR在来線)
片道費用3,410円(大阪駅〜名古屋の片道運賃)
所要時間約2時間40分〜2時間50分
JRの在来線(普通列車・快速列車)を利用して移動する方法です。つまり、特急列車(新幹線を含む)を利用しないで移動します。
- 大阪〜名古屋間は比較的近距離なので、在来線での移動も普通です。新幹線と比べると時間はかかりますが、快速列車の運転本数も多いです。
- 乗継ぎの時刻やルートについては、ジョルダンの青春18きっぷ検索が便利です。
- また時期によっては、青春18きっぷや秋の乗り放題パスなどのフリーきっぷを利用することで、リーズナブルに移動することが可能です。
- 青春18きっぷの場合、1日あたりの価格は2,410円です。大阪駅〜名古屋駅間を1日以内に1往復すれば元が取れます。
鉄道(新幹線)
片道費用4,280〜8,950円所要時間約55分〜1時間10分
新幹線で、大阪〜名古屋(新大阪駅〜名古屋駅)を移動する方法です。
- 所要時間が1時間前後と、大阪〜名古屋の移動手段の中でも最速です。スピードと時間を重視される方にとって、新幹線は最適な移動手段です。
- 定価のきっぷをそのまま購入するのが最も普通の方法ですが、お得なきっぷを購入するという方法もあります。
新大阪〜名古屋の新幹線きっぷ一覧
以下の表は、新大阪〜名古屋の新幹線きっぷ一覧です。
- 2023年10月時点でのデータを元にしています。
- 普通車指定席のきっぷは背景を白、グリーン車のきっぷは背景を緑にしています。
- Eはエクスプレス予約限定のきっぷ、SはスマートEX限定のきっぷであることを示します。
- 特急券のみの商品である「e特急券」は、定価の乗車券をプラスした価格を表示しています。
きっぷ名 | 価格(大人・片道) | 条件等 |
---|---|---|
EXこだまファミリー早特3ES | 4,280円 | こだま限定・3日前まで・2人以上 |
ぷらっとこだま | 5,000〜5,700円 | こだま限定 |
EX予約サービスE | 6,160〜6,370円 | |
e特急券E | 6,160〜6,370円 | 特急券のみ |
スマートEXサービスS | 6,270〜6,480円 | |
定価のきっぷ(ひかり・こだま) | 6,470円 | 通常期の場合 |
定価のきっぷ(のぞみ) | 6,680円 | 通常期の場合 |
きっぷ名 | 価格(大人・片道) | 条件等 |
---|---|---|
EXこだまグリーン早特3ES | 6,090円 | こだま限定・3日前まで |
ぷらっとこだま | 6,500〜7,000円 | こだま限定 |
EX予約サービスE | 8,430〜8,640円 | |
e特急券E | 8,430〜8,640円 | 特急券のみ |
スマートEXサービスS | 8,540〜8,750円 | |
定価のきっぷ(ひかり・こだま) | 8,740円 | |
定価のきっぷ(のぞみ) | 8,950円 |
※『新幹線自由席用早特往復きっぷ』は、2018年9月23日で発売終了になりました。
※新幹線回数券(普通車指定席用)は、2022年3月31日で発売終了になりました。
※『EXこだまファミリー早特』は、2023年9月16日から『EXこだまファミリー早特3』にリニューアルされました。
※『EXこだまグリーン早特』は、2023年9月16日から『EXこだまグリーン早特3』にリニューアルされました。
エクスプレス予約とスマートEXについて
上の表で示した『エクスプレス予約』および『スマートEX』は、JRの東海道・山陽新幹線インターネット予約サービスです。2つのサービスの詳細については、以下の記事をご覧ください。
新幹線予約サービス『エクスプレス予約』『スマートEX』を徹底比較
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まとめ
大阪〜名古屋の移動手段について表にしてまとめると、以下のようになります。
交通機関 | 費用(片道) | 所要時間 |
---|---|---|
高速バス | 1,600円〜 | 約3〜5時間 |
鉄道(JR在来線) | 3,410円 | 約2時間40分〜2時間50分 |
鉄道(近鉄) | 2,860〜5,310円 | 約2時間10分〜3時間20分 |
鉄道(新幹線) | 4,280〜8,950円 | 約55分〜1時間10分 |
- 大阪〜名古屋間は比較的距離が短いので、飛行機の運航はありません。そのため鉄道と高速バスがメインの移動手段です。
- スピードを重視するなら、やはり新幹線です。新幹線の所要時間は1時間弱と、各移動手段の中で最速です。
- 新幹線よりは少し費用を抑えたいという場合は、近鉄の特急列車(アーバンライナー)も有力な選択肢です。
- 一番リーズナブルなのは、高速バスです。大阪〜名古屋間は高速バスの運転本数も多いです。ただし所要時間は、各移動手段の中で一番長くなります。
- 鉄道(JR在来線)の場合、青春18きっぷなどのフリーきっぷを活用で、時期によっては格安で移動することができます。