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札幌〜仙台の移動手段まとめ【2023年度版】

津軽海峡

津軽海峡

札幌〜仙台の移動手段(公共交通機関)をまとめました。札幌→仙台、仙台→札幌、両方向からの移動が対象です。

札幌〜仙台の距離

札幌〜仙台の地図

札幌〜仙台の地図(国土地理院「地球地図日本」データ、国土交通省「国土数値情報」鉄道データを元に、格安旅行ナビが加工・作成。2020年時点のデータを元に作成)

まず、札幌〜仙台の距離について確認しておきましょう。JR札幌駅〜JR仙台駅の直線距離は536.7km、JRの営業キロは811.5kmです。

札幌〜仙台の移動手段

札幌と仙台を結ぶ主な移動手段には、主に以下のようなものがあります。

  • 鉄道(新幹線・特急列車乗り継ぎ)
  • 鉄道(在来線・第3セクター利用)
  • 飛行機
  • フェリー

それぞれの移動手段について、以下で詳しく見ていきましょう。

※2023年時点で、札幌〜仙台間で高速バスの運行はありません。本州と北海道を結ぶ青函トンネルは、元々鉄道車両などの限られた車両しか通行できないためです。

鉄道(新幹線・特急列車乗り継ぎ)

特急北斗

特急『北斗』

片道費用24,310〜42,810円
所要時間約6時間30分〜

新幹線特急列車を乗り継いで札幌〜仙台間を移動する方法です。

2016年3月26日の北海道新幹線開業により、新青森〜新函館北斗間も新幹線で移動できるようになり、陸路による移動が以前と比べてかなり楽になりました。

※北海道新幹線の開業に伴い廃止となった列車もあります。寝台特急『北斗星』は2015年3月、寝台特急『カシオペア』は2016年3月のダイヤ改正で運行廃止になりました。また、特急『白鳥』『スーパー白鳥』と急行『はまなす』も、2016年3月で運行廃止になりました。

具体的には、区間ごとに以下の列車を利用します。

  • 札幌〜新函館北斗間:特急「北斗」または「スーパー北斗
  • 新函館北斗〜仙台間:新幹線「はやぶさ」または「はやて

以下の運賃・料金は、札幌〜仙台間で新幹線・特急列車を乗り継いで移動する場合の運賃・料金(大人・通常期)です。「はやて」を利用する場合は、200円マイナスになります。

札幌〜仙台間の運賃・料金(新函館北斗で乗り換え)
座席の種類 運賃・料金(片道)
普通車指定席 24,310円
グリーン車 34,430円
グランクラス 42,810円

※グランクラスの区間は新函館北斗〜仙台間のみ

なお札幌〜仙台間は片道の営業キロが600キロを超えているので、往復乗車券を購入する場合は往復割引が適用になります。

上で示した運賃・料金は、所定の運賃・料金ですが、割引きっぷを購入することも可能です。

札幌〜仙台間に直接設定されている割引きっぷはないのですが、特急『北斗』(札幌〜新函館北斗)の割引きっぷを利用することができます。詳しくは、以下のリンク先をご覧ください。

 特急『北斗』(札幌〜函館)割引&乗車ガイド

鉄道(在来線・第3セクター鉄道利用)

海沿いを行く函館本線の列車

海沿いを行く函館本線の列車

片道費用19,720円〜
所要時間約2日間

主にJRの在来線(普通列車・快速列車)や、第3セクター鉄道で移動する方法です。

この区間には新幹線でないと移動できない区間(奥津軽いまべつ〜木古内)があるので、その区間だけは新幹線に乗車します。

具体的には、仙台方面から出発する場合、以下のようなルートになります。秋田経由で移動するルートもありますが、以下のルートが一般的です。

  • 仙台→盛岡(JR東北本線)
  • 盛岡→青森(IGRいわて銀河鉄道・青い森鉄道)
  • 青森→津軽二股(JR津軽線)
  • 津軽二股→奥津軽いまべつ(徒歩)
  • 奥津軽いまべつ→木古内(北海道新幹線)
  • 木古内→五稜郭(道南いさりび鉄道)
  • 五稜郭→札幌(函館本線)

この在来線や第3セクター鉄道で移動する方法は、かなり時間がかかります。乗り継ぎがうまくいっても2日は必要です。

普通のきっぷを購入する場合はあまり現実的な方法ですが、以下で紹介するフリーきっぷを使って費用をある程度節約することが可能です。

フリーきっぷを活用する

時期によっては、青春18きっぷ北海道&東日本パスなどのフリーきっぷを活用することで、リーズナブルに移動することができます。

札幌〜仙台間で利用できるフリーきっぷ
きっぷの種類 価格 備考
青春18きっぷ 12,050円 津軽今別〜木古内間はオプション券が必要
北海道&東日本パス 11,330円 新函館北斗〜新青森間の新幹線にも乗車可

青春18きっぷで注意すべき点として、青い森鉄道IGRいわて銀河鉄道の運賃は別に支払う必要があるという点です。

余分な運賃を支払うことを避けるために、少し遠回りになりますが、秋田経由のルートで行く方法もあります。

また上で述べたように、奥津軽いまべつ〜木古内間は新幹線でしか移動できないので、別売りの青春18きっぷオプション券というきっぷを別に購入する必要があります。

北海道&東日本パスの場合は、青い森鉄道とIGRいわて銀河鉄道にも乗車できます。

また、特急券を別に購入すれば、新函館北斗〜新青森間の新幹線にも乗車できます。立席特急券ですが、普通車に空席があれば座席を利用できます。

札幌〜仙台の移動に関して言えば、特別な理由がない限り、北海道&東日本パスのほうが青春18きっぷより便利です。

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飛行機

新千歳空港

新千歳空港(写真:PIXTA

片道費用9,030〜46,960円
所要時間約1時間10分〜1時間15分

飛行機で札幌〜仙台間を移動する方法です。以下の表は、札幌〜仙台間の運航路線です。運賃等は、2023年8月調査時点での情報です。

札幌〜仙台間の運航路線(2023年8月調査時点)
航空会社 路線 運賃(大人・片道)
ANA 新千歳〜仙台 9,680〜46,960円
JAL 新千歳〜仙台 9,680〜40,370円
AIR DO 新千歳〜仙台 9,030〜32,360円
IBEXエアラインズ 新千歳〜仙台 10,610〜34,360円
  • ANAJALAIR DOIBEXエアラインズが、新千歳〜仙台線を運航しています。普通運賃は比較的割高ですが、「早割」タイプの運賃を利用することで費用をある程度安くすることが可能です。
  • 「早割」タイプの運賃は予約期限が決まっているので、予定が決まっている場合は早めに予約手続を進めるほうがいいでしょう。
  • 航空券の最安値を調べるには、エアトリ (旧 DeNAトラベル)が便利です。各航空会社(IBEXエアラインズを除く)の航空券を一括して検索・比較することができます。

フェリー

太平洋フェリー「いしかり」

太平洋フェリー『いしかり』(Photo by Si-take licensed under CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons)

片道費用4,500〜64,200円(フェリー乗り場までのバス運賃は含まず)
所要時間約16時間

フェリーで札幌〜仙台間を移動する方法です。太平洋フェリーが、苫小牧港仙台港を結ぶフェリーを運行しています

  • 太平洋フェリーは利用可能な船室のタイプが多いのが特徴で、一番安い2等船室と一番高い「ロイヤルスイート」では運賃にかなり差があります。
  • また、太平洋フェリーは、早割運賃を併用することで運賃をある程度安くすることができます。早割運賃は28日前までの予約が必要です。
  • フェリーのメリットは、乗用車や二輪車などを持ち込めることです。これは他の移動手段にない特徴です。なお乗用車や二輪車を持ち込む場合、車や二輪車にも運賃がかかってくるので注意が必要です。

フェリー乗り場へのアクセスについて

太平洋フェリーは苫小牧港の発着なので、札幌〜苫小牧間の移動手段も考える必要があります。北海道中央バスが、苫小牧フェリーターミナルと札幌駅を結ぶ『高速とまこまい号』を運行しています。運賃は大人・片道1,450円です。

仙台港フェリーターミナル〜仙台駅間は、宮城交通の路線バスが運行されています。運賃は大人・片道550円です。

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まとめ

札幌〜仙台の移動手段を表にしてまとめると、以下のようになります。

札幌〜仙台の移動手段
交通機関 費用(片道) 所要時間
鉄道(在来線) 19,720円〜 約2日間
鉄道(新幹線・特急列車) 22,720〜41,490円 約6時間30分〜
飛行機 9,030〜46,960円 約1時間10分〜1時間15分
フェリー 4,500〜64,200円 約16時間
  • 安く移動するならフェリー、スピードを重視するなら飛行機が適しています。
  • 鉄道については、北海道新幹線の開業で、移動方法が大きく変わりました。以前より時間が大幅に短縮され、乗り継ぎも1回で札幌〜仙台を移動できるようになり、利便性も向上しました。
  • 在来線を利用するのはかなり時間がかかりますが、北海道&東日本パスのような期間限定のフリーきっぷを活用することで、かなりコストを抑えることが可能です。
※この記事の内容は、動向に応じて随時更新していく予定です。

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