JR静岡駅（写真：Photolibrary）
東京〜静岡（静岡県静岡市）の移動手段をまとめました。東京→静岡、静岡→東京の両方向からの移動を対象としています。
この記事では静岡市について扱っていますが、東京〜浜松市の移動手段については、以下の記事をご覧ください。
目次
東京〜静岡の距離
東京〜静岡の地図（国土地理院「地球地図日本」データ、国土交通省「国土数値情報」鉄道データを元に、格安旅行ナビが加工・作成。2020年時点のデータを元に作成）
まず、東京〜静岡の距離を確認しておきましょう。JR東京駅〜JR静岡駅の直線距離は148.0km、新幹線の営業キロは180.2kmです。
東京〜静岡の主な移動手段
そして、東京〜静岡には主に以下のような移動手段があります。
- 鉄道（新幹線）
- 鉄道（在来線）
- 高速バス
- 自動車（高速道路）
静岡市と一番近い空港は富士山静岡空港ですが、2018年時点で羽田空港や成田空港との航空路線はありません。
以下では、それぞれの移動手段について詳しく見ていきましょう。
鉄道（新幹線）
東海道新幹線と富士山
片道費用5,400〜8,740円
所要時間約1時間〜1時間30分
新幹線で東京〜静岡を移動する方法です。
- 各移動手段の中では最もスピードが速く、そして最も多くの人に利用されている方法です。
- 新幹線のメリットは時間通りに運転する可能性が高いという「定時性」に優れている点です。ただ、コストは各移動手段の中で最も高くなります。
- 定価のきっぷは比較的割高ですが、以下で示すようなきっぷを購入してある程度コストを抑えることも可能です。
東京〜静岡間の新幹線きっぷ一覧
以下の表は、東京〜静岡間の新幹線きっぷ一覧です。
- 2024年4月時点でのデータを元にしています。
- 大人1名が通常期に乗車するという条件での価格です。
- グリーン車のきっぷは背景を緑で示しました。
- Eはエクスプレス予約限定のきっぷ、SはスマートEX限定のきっぷであることを示します。
- 特急券のみの商品「e特急券」は、定価の乗車券をプラスした価格を表示しています。
| きっぷ | 価格（片道） | 条件等 |
|---|---|---|
| ぷらっとこだま | 5,400円 | こだま限定 |
| EX予約サービスE | 6,160円 | |
| e特急券E | 6,160円 | 特急券のみ |
| スマートEXサービスS | 6,270円 | |
| 定価のきっぷ（自由席） | 5,940円 | |
| 定価のきっぷ（指定席） | 6,470円 |
| きっぷ | 価格（片道） | 条件等 |
|---|---|---|
| EXこだまグリーン早特3ES | 6,140円 | こだま限定・3日前まで |
| ぷらっとこだま | 6,600〜7,100円 | こだま限定 |
| EX予約サービスE | 8,430円 | |
| e特急券E | 8,430円 | 特急券のみ |
| スマートEXサービスS | 8,540円 | |
| 定価のきっぷ | 8,740円 |
※『EXこだまグリーン早特』は『EXこだまグリーン早特3』にリニューアルされました。
『エクスプレス予約』と『スマートEX』について
『エクスプレス予約』と『スマートEX』は、JRが運営する東海道・山陽新幹線のインターネット予約サービスです。
この2つのサービスについては、以下の記事で詳細に比較しています。
新幹線予約サービス『エクスプレス予約』『スマートEX』を徹底比較
鉄道（在来線）
相模湾をバックに走る東海道線の列車
片道費用3,410円
所要時間約3時間30分〜
JR在来線、すなわち普通列車・快速列車のみを利用して移動する方法です。新幹線には乗車せずに移動します。
- 東京駅〜静岡駅を在来線で移動する場合、直通の列車は走っていないので、途中駅での乗り継ぎが必要です。多くの場合、熱海駅や沼津駅、三島駅が乗り継ぎ駅になります。
- 乗継ぎのルートや時刻を調べるには、ジョルダンの青春18きっぷ検索が便利です。
- 東京〜熱海間は、別に料金を支払うことで、普通列車・快速列車に連結されているグリーン車を利用することも可能です。
フリーきっぷを活用する
時期によっては、青春18きっぷなどのフリーきっぷを活用して、格安で移動することも可能です。青春18きっぷの1回分の価格が2,410円なので、東京駅〜静岡駅の場合、定価のきっぷより1,000円安くなる計算になります。
以下の表は、東京〜静岡間で使えるフリーきっぷ一覧です。
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高速バス
バスタ新宿と『しずてつエクスプレス』
片道費用2,100〜5,700円
所要時間約3時間〜
高速バスで東京〜静岡を移動する方法です。
- 高速バスはリーズナブルな移動手段で、コストパフォーマンスに優れています。
- デメリットとしては、渋滞に巻き込まれたりするなどして、時間の正確性にやや欠ける場合があることです。
東京〜静岡間では、以下の高速バスが運転されています。運賃等は、2024年4月調査時点のデータを元にしています。
| バス（運行会社） | 運賃 | 時間帯 |
|---|---|---|
| 東名ハイウェイバス（東海） | 2,600〜3,080円 | 昼 |
| ドリーム静岡・浜松号（東海） | 2,700〜5,700円 | 夜 |
| 静岡新宿線（東海・関東・京王・しずてつ） | 2,600〜3,400円 | 昼 |
| しみずライナー（しずてつ・JRバス関東） | 2,100〜3,000円 | 昼 |
自動車（高速道路）
新東名高速道路と富士山
片道費用2,680〜4,300円（普通車の場合・ガソリン代等は含めず）
所要時間約1時間45分〜（渋滞考慮なしの場合）
自動車（高速道路）で東京〜静岡間を移動する方法です。一般道を利用する場合はもちろん料金はかかりませんが、一般道での移動はこの記事では扱いません。
- 東京〜静岡間で高速道路を利用する場合、東名高速道路と新東名高速道路の2つのルートを利用できます。
- 東名高速道路と新東名高速道路の分岐点は御殿場インターチェンジで、東京方面〜御殿場IC間は、東名高速道路を利用する形になります。
- 静岡市中心部に近いエリアを走っているのは東名高速道路で、市中心部に最も近いインターチェンジは静岡インターチェンジです。
- 新東名高速道路は東名高速道路より北側を走っていますが、新清水ジャンクションで東名高速道路に合流することができます。
- 2つのルートの料金は、同じ距離を走る限りほとんど差がありません。走りやすさについては、新しくてカーブやアップダウンの少ないように設計された新東名高速道路のほうが走りやすいです。
- 高速道路料金の割引には休日割引、深夜割引などがあり、いずれもETC車載器の搭載が前提となる割引です。
- 当然ですが、自動車での移動には燃料費（ガソリン代等）も必要です。
以下の表に、東京IC〜静岡IC間の高速道路料金を示しました。東名高速道路を利用するという条件です。休日（土日祝日）は、ETC割引料金が適用されます。
| 通常料金 | ETC割引料金（休日） | |
|---|---|---|
| 軽自動車等 | 3,470円 | 2,680円 |
| 普通車 | 4,300円 | 3,320円 |
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まとめ
東京〜静岡の移動手段について表にしてまとめると、以下のようになります。
| 交通機関 | 費用（片道） | 所要時間 |
|---|---|---|
| 鉄道（新幹線） | 5,400〜8,740円 | 約1時間〜1時間30分 |
| 鉄道（在来線） | 3,410円 | 約3時間30分〜 |
| 高速バス | 2,100〜5,700円 | 約3時間〜 |
| 自動車（高速道路） | 2,680〜4,300円 | 約1時間45分〜 |
- 価格を重視するなら、高速バスか鉄道（在来線）です。在来線の場合、青春18きっぷなどを利用することで、さらにリーズナブルに移動することができます。
- 時間を重視するなら、やはり新幹線です。新幹線はスピードはもちろん、時間通りに運転する「定時性」に優れているのがメリットです。
- 自動車（高速道路）も、比較的リーズナブルに移動できる方法です。車の場合、渋滞の可能性なども考慮に入れておく必要はあります。