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『N’EX往復きっぷ』は、JR東日本が2013年3月1日から発売している割引きっぷです。
東京・横浜など首都圏各地と成田空港を結ぶ特急列車『成田エクスプレス』(N’EX)に往復で乗車できます。
この『N’EX往復きっぷ』は、これまで発売されていた『N’EXクーポン』に置き換わるきっぷです。
以下では、『N’EX往復きっぷ』の詳しい内容について紹介します。
- N’EX往復きっぷ(普通車)(JR東日本)
- N’EX往復きっぷ(グリーン車)(JR東日本)
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『N’EX往復きっぷ』の主な特徴
特急『成田エクスプレス』の往復きっぷ
『N’EX往復きっぷ』は、首都圏各地と成田空港を結ぶアクセス列車『成田エクスプレス』の往復きっぷです。
『成田エクスプレス』以外の特急列車にも乗車できますが、成田空港駅を発着する特急列車は『成田エクスプレス』以外に今のところ存在しないので、実質乗車できるのは『成田エクスプレス』のみです。
普通車用とグリーン車用がある
特急『成田エクスプレス』の普通車指定席、またはグリーン車を利用できます。
駅の指定席券売機または旅行会社などで購入する
N’EX往復きっぷは、駅の指定席券売機または旅行会社などで購入します。駅の『みどりの窓口』では購入できないので注意が必要です。
旅行会社などで購入する場合は、指定の旅行商品などと同時に購入する必要があります。JR東日本のWebサイトにある記述から引用します。
指定席券売機においては発売条件はございません。ただし、びゅうプラザ、提携販売センターおよび主な旅行会社では、お客さまが成田空港発着となる旅行商品(航空券のみを含む)を同時にお求めになるか、購入済み(購入箇所や購入方法は問いません)であることが『予約確認書』や『航空券』等のご提示により確認できる場合に限り発売いたします。
利用開始日の前日までに購入が必要
N’EX往復きっぷは乗車日の1ヶ月前から前日までの発売です。利用開始日当日は購入できないので注意が必要です。
有効期間は14日間
海外旅行などに行かれる方などを考慮してか、有効期間は14日間と長めに設定されています。
『N’EX往復きっぷ』の発売期間・利用期間(2019年度)
発売期間
2020年3月17日(火)まで
利用期間
2020年3月31日(火)まで
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『N’EX往復きっぷ』の価格
『N’EX往復きっぷ』の価格(主な区間のみ)は以下のようになっています。参考として、正規の運賃・料金に対する割引率も計算しています。
大人1名が、各駅〜成田空港駅間を通常期に『成田エクスプレス』の普通車指定席またはグリーン車で往復するという条件です。
区間 | N’EX往復きっぷ | 通常の運賃・料金 | 割引率 |
---|---|---|---|
東京〜成田空港 | 5,030円 | 6,140円 | 18.1% |
武蔵小杉〜成田空港 | 5,240円 | 6,840円 | 23.4% |
大宮〜成田空港 | 5,240円 | 7,820円 | 33.0% |
横浜〜成田空港 | 6,280円 | 8,740円 | 28.1% |
区間 | N’EX往復きっぷ | 通常の運賃・料金 | 割引率 |
---|---|---|---|
東京〜成田空港 | 6,600円 | 9,280円 | 28.9% |
武蔵小杉〜成田空港 | 6,810円 | 9,980円 | 31.8% |
大宮〜成田空港 | 6,810円 | 10,960円 | 37.9% |
横浜〜成田空港 | 7,850円 | 11,880円 | 33.9% |
割引率はグリーン車用のほうが高いです。
まとめ
『N’EX往復きっぷ』について紹介しました。首都圏各地の駅から成田空港まで、少しでも安く往復するのに便利なきっぷです。上で見たように、割引率は2〜3割と比較的高いです。
今まで発売されていた『N’EXクーポン』と比較すると、出発地ごとに違う細かい価格設定になりました。ちなみに東京駅発の価格は『N’EXクーポン』と変わりません。
『N’EX往復きっぷ』の注意点は、駅の『みどりの窓口』では購入できないという点です。一番手っ取り早く購入できるのは駅の券売機です。
また、発売は利用開始日の前日までなので注意が必要です。利用日当日には購入できません。