名古屋〜仙台の距離
まず、名古屋〜仙台の距離について確認しておきましょう。名古屋駅〜仙台駅の直線距離は495.6km、新幹線の営業キロは717.8kmです。
名古屋〜仙台の移動手段
そして、名古屋〜仙台の移動手段には、以下のようなものがあります。
- 高速バス
- JR在来線
- 新幹線
- 飛行機
- フェリー
それぞれの移動手段について、以下で見ていきましょう。
高速バス
片道費用7,800円〜
所要時間約9時間20分〜
高速バスで名古屋〜仙台間を移動する方法です。以下の表は、名古屋〜仙台間の高速バス一覧です。2024年5月調査時点での情報です。
運行会社 | 運賃(片道) | 時間帯 | 座席 |
---|---|---|---|
青葉号(名鉄バス・宮城交通) | 9,600~13,200円 | 夜 | 3列 |
あおぞらライナー(青木バス) | 9,000円~ | 夜 | 3列 |
- 名古屋〜仙台の移動手段の中では、最もリーズナブルです。
- 名古屋〜仙台間は長距離になるため、移動に必要な所要時間も長くなります。高速バスはある程度体力のある方向けの移動手段です。
- 運賃は閑散期ほど安く、お盆や年末年始、ゴールデンウィークなどの繁忙期ほど高く設定されています。
JR在来線
片道費用10,340円
所要時間約12時間〜
在来線で、名古屋〜仙台を移動する方法です。つまり、新幹線には乗車せずに、普通列車・快速列車のみで移動します。
- 在来線での移動ルートや乗り換え時刻を調べるには、ジョルダンの青春18きっぷ検索が便利です。
- 在来線での移動は時間がかかりすぎるので、通常の時期には選択肢になりません。ただし、青春18きっぷのようなフリーきっぷの発売時期なら、格安で移動することができます。
以下の表は、名古屋〜仙台間で利用できるフリーきっぷの一覧です。いずれも発売・利用期間は期間限定です。各きっぷの詳しい内容については、リンク先をご覧ください。
新幹線
片道費用19,030〜33,180円
所要時間約3時間30分〜4時間30分
新幹線(東北新幹線・東北新幹線)で、名古屋〜仙台を移動する方法です。
- 飛行機と比べると時間はかかりますが、時間通りに運行してくれる可能性が高いという「定時性」に優れているのが新幹線のメリットです。
- 名古屋〜仙台間を直通で結ぶ新幹線は存在しないので、東京駅で新幹線を乗換えます。名古屋〜東京間は東海道新幹線、東京〜仙台間は東北新幹線に乗車します。
- 名古屋〜仙台間は営業キロが601キロを超えているので、往復する場合は、往復割引が適用になります。往復割引が適用になると、『ゆき』と『かえり』の運賃がそれぞれ1割引になります。
以下の表は、名古屋〜仙台間の運賃・料金です。大人1名が、通常期に普通車指定席に乗車するという条件です。なおグランクラスが設定されているのは、東京〜仙台間のみです。
なお以下に示した運賃・料金は、列車の種類やシーズンなど他の条件によって変動します。
座席 | のぞみ・はやぶさ利用 | ひかり・やまびこ利用 |
---|---|---|
普通車自由席 | 設定なし | 19,030円 |
普通車指定席 | 20,620円 | 20,090円 |
グリーン車 | 27,940円 | 27,410円 |
グランクラス | 33,180円 | 30,560円 |
往復割引以外の割引きっぷを購入することも可能です。ただ、名古屋〜仙台間に設定された割引きっぷは存在しない(2024年5月時点)ので、各区間(名古屋〜東京・東京〜仙台)ごとに分けて割引きっぷを購入する必要があります。
各区間ごとの割引きっぷの詳しい内容については、以下の各記事をご覧ください。
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飛行機
片道費用5,690〜40,380円(空港へのアクセス費用は含めず)
所要時間約1時間10分〜1時間15分(空港へのアクセス時間は含めず)
飛行機で、名古屋〜仙台間を移動する方法です。名古屋〜仙台間では、以下の路線が運航されています。
運賃等のデータは、2024年5月時点での情報です。
航空会社 | 路線 | 運賃 |
---|---|---|
ANA | 中部〜仙台 | 9,530〜40,380円 |
IBEXエアラインズ | 中部〜仙台 | 10,730〜37,930円 |
ピーチ・アビエーション | 中部〜仙台 | 5,690〜32,700円 |
- 名古屋〜仙台間では、ANAとIBEXエアラインズが路線を運航しています。IBEXエアラインズの路線は、ANAとのコードシェア便(共同運航便)です。
- 普通運賃は比較的割高ですが、「早割」タイプの割引運賃を利用すれば運賃をある程度安くすることも可能です。「早割」タイプの割引運賃は予約期限が決まっているので、予約期限までに予約をする必要があります。
- 格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーションが、2020年12月24日から中部〜仙台線を就航しました。
- エアアジア・ジャパンの中部〜仙台路線は、2020年12月5日付けで廃止になりました。
空港アクセスについて
飛行機で移動する際には、空港アクセスの費用と所要時間も計算に入れる必要があります。
- 中部国際空港〜名鉄名古屋駅間は名鉄空港特急『ミュースカイ』で約30分、運賃(ミューチケット込み)は1,430円(大人・片道)です。
- 仙台空港〜仙台駅間は仙台空港鉄道(仙台空港アクセス線)で約25分、運賃は660円(大人・片道)です。
フェリー
片道費用4,900〜67,600円(1人分旅客運賃・港までのアクセス費用を含めず)
所要時間21時間40分〜(港までのアクセス時間を含めず)
フェリーで、名古屋〜仙台間を移動する方法です。
- 太平洋フェリーが、名古屋港〜仙台港を結ぶフェリーを定期運航しています。
- なお、名古屋〜仙台間の航路は隔日運航です。毎日運航しているわけではないので注意する必要があります。
- フェリーは、船室タイプによって運賃に幅があるのが特徴で、一番安い船室が2等室、最も高いのがロイヤルスイートです。
- フェリーのメリットは、自動車(二輪車)を積載できることです。当然ですが、自動車(二輪車)を積むには別に運賃が必要です。
フェリーのりばへのアクセス
- 名古屋駅→名古屋港は直通バスで約40分、運賃は大人830円です(名古屋港方面からの直通バスはないので注意が必要)。電車・バス乗り継ぎの場合は、あおなみ線で名古屋駅〜野跡駅(大人310円)、名古屋市営バスで野跡駅〜名古屋港(大人210円)の各区間に乗車します。
- 仙台駅〜仙台港は宮城交通の直通バスで約50分、運賃は大人550円です。
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まとめ
名古屋〜仙台の移動手段について表にしてまとめると、以下のようになります。
移動手段 | 費用(片道) | 所要時間 |
---|---|---|
高速バス | 7,800円~ | 約9時間20分〜 |
JR在来線 | 10,340円 | 約12時間〜 |
新幹線 | 19,030〜33,180円 | 約3時間30分〜4時間30分 |
飛行機 | 5,690〜40,380円 | 約1時間10分〜1時間15分 |
フェリー | 4,900〜67,600円 | 約21時間40分〜 |
- スピードを重視するなら、新幹線か飛行機の二択です。
- 新幹線のメリットは、「定時性」に優れていることです。所要時間は飛行機よりやや長いですが、時間を重視する場合には適した移動手段です。
- 飛行機は、最速の移動手段です。飛行機の普通運賃は比較的割高ですが、「早割」などの割引運賃を利用することで、ある程度運賃を安くすることができます。
- 少しでもリーズナブルに移動することを目指すなら、高速バスかフェリー(2等室)です。
- 高速バスもフェリーも所要時間が長いので、急ぐ場合は他の移動手段を選択するほうがいいでしょう。また、長時間なのである程度体力も必要です。
- JR在来線での移動は通常の時期だとあまり選択肢にはなりえませんが、青春18きっぷなどの利用期間中なら、格安で移動できます。