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特急ひたち(品川・上野〜いわき・仙台)割引&乗車ガイド【2023年度版】

特急『ひたち』

特急『ひたち』(E657系)

特急『ひたち』の基本データ

特急『ひたち』路線図

特急『ひたち』路線図(国土地理院「地球地図日本」データ、国土交通省「国土数値情報」鉄道データを元に、格安旅行ナビが加工・作成。駅名は、主な停車駅のみ表示。2020年3月14日ダイヤ改正後の情報を元に作成。)

※特急『ひたち・ときわ』の記事を二つに分けました。特急『ときわ』については、以下の記事をご覧ください。
 特急ときわ(品川・上野〜水戸・高萩)割引&乗車ガイド

特急『ひたち』は、JR東日本が運転する特急列車です。運転区間は品川・上野〜いわき・仙台です。

ほとんどの区間がJR常磐線の区間で、茨城県から福島県、宮城県に至るまでの太平洋側の各都市を結ぶ役割を果たしています。

2011年3月に発生した東日本大震災以降、いわき〜仙台間では直通の特急列車が運転されていませんでしたが、2020年3月14日から約9年ぶりに、特急『ひたち』がいわき〜仙台間で運転再開しました。

なお仙台〜いわき間を走る列車は、運転本数が上り・下りそれぞれ3本ずつとあまり多くないので注意が必要です。

車両タイプ

E657系電車

車両編成

10両編成(普通車9両・グリーン車1両)

座席タイプ

普通車指定席・グリーン車指定席(全車指定席)

特急『ひたち』は全車指定席で自由席はありませんが、「座席未指定券」を購入することで、空席を利用することは可能です。

停車駅

品川・東京・上野・柏・土浦・水戸・勝田・東海・大甕・常陸多賀・日立・高萩・磯原・勿来・泉・湯本・いわき・広野・富岡・大野・双葉・浪江・原ノ町・相馬・亘理・岩沼・仙台

新幹線との接続駅

東京・上野・品川・仙台

時刻・運行情報

特急『ひたち』の発着時刻や運行情報は、JR東日本の公式サイトをご覧ください。

その他

  • 車内販売はありません。
  • 全席禁煙です。

特急『ときわ』との違い

同じくJR常磐線を走る特急列車に、特急『ときわ』があります。以下に違いを簡単にまとめました。

特急『ひたち』
  • 途中停車駅が少ない
  • すべての列車がいわき駅まで運転、一部の列車は仙台駅まで運転
  • 一部列車は上野〜水戸間をノンストップで運転
特急『ときわ』
  • 途中停車駅が多い
  • 所要時間は『ひたち』より長い
  • 通勤・通学への利用も想定されている

特急『ひたち』と競合する交通手段

特急『ひたち』と競合する交通手段は、高速バス新幹線です。

具体的な高速バス路線(長距離路線のみ)には、以下のようなものがあります。

いずれの高速バス路線も、運賃は特急『ひたち』より安いですが、所要時間は長い、という傾向があります。東京〜仙台間の高速バスについては省略しますが、選択肢が非常に多いです。

新幹線とは、東北新幹線の東京〜仙台間で競合しています。特急『ひたち』のほうが費用はリーズナブルですが、新幹線のほうが圧倒的に運転本数が多く、スピードも速いです。

東京〜仙台間の移動手段としては、特に理由がない限り新幹線を選択することになると思います。ただ、リーズナブルな一つの移動手段として、特急『ひたち』を知っておいて損ではありません。

東京〜水戸、東京〜仙台の移動手段についてさらに詳しくは、以下の記事をご覧ください。

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特急『ひたち』の乗車方法

特急『ひたち』は全車指定席です。座席を指定して乗車する方法と、座席を指定しないで乗車する方法の大きく分けて二つの方法があります。

座席を指定して乗車する方法

事前に駅や『えきねっと』などで、指定席券を購入してから乗車する方法です。座席上のランプが「」に点灯しています。

座席を指定しないで乗車する方法

座席未指定券を購入するか、特急券を購入しないで乗車します。座席上のランプが空席を示す「」または「」に点灯している座席に座ることができます。「」に点灯している場合、次の停車駅で予約が入っているので他の座席に移動する必要があります。

なお特急券を購入せず乗車する場合、車内で特急券を購入する必要があり、特急料金に260円が追加されるので注意が必要です。

特急『ひたち』の運賃・料金

次に、所定の運賃・料金(主な区間のみ)について確認しましょう。大人1名が片道で乗車するという条件です。

  • シーズン(通常期・繁忙期・最繁忙期・閑散期)による料金の違いはありません。通年で同一料金です。
  • 以下で表示している料金は、事前料金です。車内料金の場合、260円が追加されます。
※2022年3月12日ダイヤ改正で、JR東日本の特急列車グリーン料金が改定(値上げ)されました。
特急『ひたち』の運賃・料金(東京発着の場合)
普通車指定席 グリーン車
東京〜土浦 2,190円 2,960円
東京〜水戸 3,890円 6,160円
東京〜日立 4,880円 7,150円
東京〜いわき 6,290円 9,950円
東京〜仙台 9,280円 12,940円

特急『ひたち』の割引きっぷ

特急『ひたち』の割引きっぷは、2023年4月時点で以下のようなものがあります。

  • えきねっとトクだ値(チケットレス特急券)
  • えきねっとチケットレスサービス
  • JR東日本の株主優待割引券
  • 学生割引(学生限定)

それぞれの割引の内容について、以下で紹介します。

えきねっとトクだ値(チケットレス特急券)

『えきねっとトクだ値』(チケットレス特急券)は、JR東日本のインターネット予約サイト『えきねっと』の会員向けに設定されている割引特急券です。

『えきねっとトクだ値』(チケットレス特急券)の主な特徴は以下の通りです。

  • 特急券タイプのきっぷなので、乗車券は別に購入する必要がある
  • 乗車日当日の午前1:40までに購入する必要がある
  • 列車・席数・区間は限定
  • きっぷの予約・購入にクレジットカードが必要

主な区間の価格は、以下のようになっています。乗車券込みの価格を表示しています。

えきねっとトクだ値(チケットレス特急券)の価格(乗車券込み)
区間 価格
東京〜水戸 3,330円
東京〜日立 4,090円
東京〜いわき 5,390円
東京〜相馬 7,380円
東京〜仙台 8,260円

えきねっとチケットレスサービス

えきねっとチケットレスサービスは、携帯電話やスマートフォン向けの『えきねっと』のサービスです。文字通り「チケットレス」なのが特徴で、紙のきっぷ(特急券)を受け取けとることなく、Suicaなどの乗車券のみで改札を通過できます。

特急『ひたち』でえきねっとチケットレスサービスを利用すると、割引が適用されて特急料金が100円割引になります。

割引額としては、上で紹介した『えきねっとトクだ値』『お先にトクだ値』のほうがおトクです。ただ、乗車する区間で『えきねっとトクだ値』『お先にトクだ値』の設定がない場合や、座席がすでに売り切れている場合などに、代わりとなる方法です。

JR東日本の株主優待割引券

株主優待割引券は、JR東日本が株主向けに発行している割引券です。駅のみどりの窓口できっぷを購入する際に、株主優待割引券1枚を提示すると、運賃・料金がそれぞれ2割引(2枚提示なら4割引)になります。

距離の制限はないので、なるべく長距離区間(品川〜いわきなど)で株主優待割引券を使ったほうがお得です。株主優待割引券の入手方法などについて詳しくは、以下の記事をご覧ください。

 JR東日本の株主優待割引券で新幹線・特急列車に安く乗る

学生割引(学生限定)

学生割引は、JRが学生(中学・高校・大学など)向けに提供している割引です。片道の営業キロが101kmを超えている場合、運賃が2割引になります。

『ひたち』の場合、品川〜水戸(117.5km)など、営業キロが101kmを超えている区間が割引の対象です。

水戸〜いわき(94.1km)など、営業キロが101キロ未満の区間は割引の対象にはならないので注意が必要です。移動する区間の営業キロについては、こちらで確認できます。

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特急『ひたち』の予約

特急『ひたち』の指定席券は、以下のような手段で予約・購入できます。

  • JRの駅の『みどりの窓口』
  • 主な旅行会社の窓口
  • JR東日本の主な駅にある指定席券売機
  • インターネット予約サイト

インターネット予約サイトには、『えきねっと』や『e5489』がありますが、JR東日本エリア内にお住まいの方は、『えきねっと』が便利です。

インターネット予約サイトでは、シートマップ(座席表)で最新の空席状況を確認しながら、希望の座席を選択することができます。

インターネット予約サイトを利用する際の注意点は、きっぷの受け取り場所です。『えきねっと』の場合、JR東日本・JR北海道・JR東海・JR西日本北陸エリアの主要駅で紙のきっぷを受け取ることができます。

また、『えきねっと』では購入時の決済にクレジットカードが必要です。

きっぷの購入方法全般については、以下のリンクをご覧ください。

 新幹線(特急列車)きっぷの買い方ガイド

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